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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。
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そろそろメルマガが半分になったので何をしてるかちょっと話しておきます。
どうせアクセス数少ないしね。

HPの記述だけでなんだか香ばしい創生水のサイトですが、メルマガ二本立てはすごいですよ。
見かけの相関が因果関係であるような記述のオンパレードで経皮毒の恐怖を煽ったり、水道水や洗剤を使うことは自分や家族の健康を害するとても危険な行為であるとほのめかしていますね。
何がショックかって、私が住んでるところに本社があるんですよね…。
新幹線の改札口(1つしかありませんよー)にでかでかと広告が出てますし。まあJRにしてみたら、お金を出してくれるのが重要で、商売の中身が重要じゃないもんね。
とりあえずメルマガの中身が酷いですね。
企業がこんな情報流していいのかしら。しかも、真新しい情報なんて一個もないんですよね。
「根拠薄弱なお粗末な経皮毒の恐怖」なんです。
これなら経皮毒関連本のほうがよっぽど(資料として)役に立つんだけど、まあせっかくなので1周するまではメルマガは解除しない予定です。
ぼったくり商売をするのはまあいいとして(良くないよ!)経皮毒を煽るのはいい加減やめてほしいな。

っていうか、イオン交換水とかもっと純度の高いミリQとかあるけど、あんまり飲みたいと思わないなぁ。イオン交換装置に200万か…。
ただ、軟水にしてくれるんなら石鹸は快適に使えるんだろうと思います。
ここではもともと石鹸は快適に使えますけどね。

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興味深い記事を読みました。

ブリーチによる驚くべき新しい子どもの皮膚炎治療法(食品安全blog)

お風呂にキャップ半分の漂白剤をいれたものに週に2回、5-10分浸かることでプラセボ風呂より速やかな改善が見られた。


uneyamaさんが書かれているように、アトピー患者がもっとも嫌いそうな方法ですよね。
というか、普通は肌に優しくしなきゃって思っちゃいますよね。
でも、子どものアトピー症状の改善には石鹸でしっかり汚れを落とすことも大事なんだそうです。
だから、清潔指向の高い日本ではもしかしたらあまり効果が高くないかもしれないですね。

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2.5MのMgSO4を50 ml溢しちゃいました……。どんだけのMgSO46H2O7H2Oが入ってたかとかはなるべく考えないようにしています…。(4/27追記:どうでもいいけどMgSO4は6水和物じゃなくて7水和物だったことに気づいた…もうダメダメー)

ちなみに捨てるとか言いやがるので10%SDS(ラウリル硫酸ナトリウム)を40 mlほどもらいました!(喜)
ちゃんと重さを量ってメスアップしたので以前より10%に近いです。
というわけでこれを使って石油系界面活性剤+食塩=固体???をやってみたよ。

結果から先に言いますと、透明だった溶液は白濁しました。
でも残念ながら固い固形物はできませんでした。
シャンプーに入っている量も10%より多いとは考えられないのでこの結果はまあ妥当だと思うんですよね。

それには理由があって、SDSの溶解度が15 g / 100 ml(20℃)なんですね。つまり15%まで溶けるのが精一杯です。また、冬場なんかは10%SDSは結構析出しています。
つまり、気温が下がると析出してきます。
いくらお風呂場の室温が下がりにくいからって析出する量までは入れないと思います。
なんでかというと、製品の質が変わるから、です。
また、NaClは溶解度は36 g / 100 ml(25℃)でそんなに低くないんですね。つまりイオン化しやすいNaClが水に溶け込むせいで溶解度の低いSDSは反対に析出しちゃうと考えられます。さらに、NaClを氷に振りかけると凝固点降下が起きるといいますが、実際に吸熱反応なんです(‐4 kJ/molですが^^;)

まとめると、SDSに塩を加えると固体ができる現象は、

・NaClによる塩析
・NaClの溶解による凝固点降下による析出(考慮しなくてもいいと思います)

不溶性のポリマーができてるわけじゃないんだぞっていう反証は、析出した白い液体を大量の水に溶かしたら簡単に解けたことから推測することができます。
つまり、水溶性の高いSDSは毛穴に詰まることなく大量の水に溶けて流れて行きます。
残念ながら石鹸+食塩でできた固形物は水に溶けにくかったです。水に溶かしても溶けにくいしほとんど泡立たないことから食塩の不純物、つまりミネラルにより生成された石鹸カスだと思うんですよね。
このへんは分析することができないので物性から考えるしかないんですけど、そんなに外れてないと思います。日常的に使っている石鹸が泡立ちにくくなる理由も表面に石鹸カスのコーティングがなされるからなんですよね。
あとは、純NaClと食塩での違いを詳細に比較すべきなんでしょうけど、うちの食塩がなくなってしまったので(苦笑)また今度補足実験をするということでお許しください。


さて、これで一通りの実験は終わりです。
SDSが石油原料じゃなかったらお笑いです。
うーん、植物原料の方が精製に手間やお金がかかるからそんなことをしないと思うんですが、詳しい人がいたら教えてください。



一通り結果に照らし合わせながら当初の疑問『「石油系界面活性剤の見分け方」は正しいの?』に対して答えて行きましょう。

Q1.石油系界面活性剤と食塩を混ぜると塩化ビニル(ポリマー)ができるの?
A1.確かに塩化ビニル(モノマー)は石油と塩から作られます
しかし私たちが日常的な生活をしていれば石油と塩を混ぜただけでは塩化ビニル(モノマー)はできません。
また、塩化ビニル(モノマー)は気体(水に不溶性)ですので毛穴に詰まることはありません。むしろ吸引するととても危険な物質です。しかし塩化ビニル(ポリマー)は反応性が低くとても安定した物質です。
詳しくは→「石油系界面活性剤の見分け方」の嘘(azure blue)をご覧ください。


Q2.じゃあ石油系界面活性剤と食塩では固まらないの?
A2.その回答は本エントリにあります。
ラウリル硫酸ナトリウム(SDS)と食塩を実際に混ぜてみました。
結果だけを言いますと、固まりますが大量の水にすぐに溶けます。
ここから考察すると、食塩が溶けたことによってラウリル硫酸ナトリウムが析出して(固体として出てきて)しまいましたが、水溶性の高いラウリル硫酸ナトリウムは大量の水を加えることによって溶解しました。
よって、塩化ビニル(ポリマー)およびそれに類する難溶性の固形物はできませんでした。


Q3.石油で固まったんじゃなかったら何で固まったの?
A3.食塩にはNaClが入っています。
石鹸のNa(ナトリウム)塩は固形なのをご存じでしょうか。液体石鹸はK(カリウム)塩です。
つまり、シャンプーやボディソープの中にミリスチン酸K、ステアリン酸K、オレイン酸Kなどがあった場合、また、Naと反応して固形の塩を作るものが入っていれば石油原料だろうと100%植物性だろうと固まります。
また、特に釜炊きで製造した食塩にはミネラル成分が不純物として多量に入っています。
この量はNaCl量からしたらごく少量なのですが、石鹸カスを作るには十分なMg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)量です。
これらMgやCaで固体の塩を作る成分が入っていても固まります。

詳しくは→
ニュースキンの指導?(azure blue) (ミネラルの影響の計算)
無添加純石鹸と塩を混ぜると固まります。(azure blue)


ということでまとめてみました。
どうでしょうか。何か不備があったらできる範囲で(^^;)実験してみます。

ちなみに、現在「
化粧品原料と製品技術」を読みかけています(ああ、積み本がいくつになったのかしら)
これ、私が生まれたころ(1985年)に出版されたものを普及版として2003年に再版したものですが、なんと中身に手を加えていません。
このころから自然化粧品には人気があり、国、大学、大手メーカーなど産学官の人たちがそれぞれデータを出し合って一つの本になっています。20年経っても手を加える必要がない、ということは20年以上前に化粧品原料とその性質に関する調査はほぼ終わっているということですね。
私は~エキスとか~抽出成分とかいう表記が嫌いなんですが、それについても詳しく書いてある(第17章154ページ)ので今後まとめてみたいです。
また、アミノ酸系界面活性剤についての記述もあります。結構古くからあるんですね!味の素の人が書いているのがなんともそれらしいです(笑)うーん、普通に今気づいたけど、普通の界面活性剤に対する記述がほとんどない……買わねばならないのかorz


5/21追記:内容を変更しない程度に記述を一部修正しました。

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ちょっと、書きかけていた記事を消してしまったので(ブラウザで書くの、やめよう)予定を変更して農薬の話をします。



私の祖母はもう数十年間、畑で野菜を作っています。
実は私はその野菜が嫌いでした。
キャベツをむしれば青虫に遭遇し、人参は臭い、キュウリは種あり、苦瓜は熟しすぎ、玉ねぎは…(^^;
いくら無農薬でも酷いよーと思っていました。

その祖母が最近、リンゴを作りたいなどと言い出しまして、リンゴ農家の方に栽培方法を伺ったところ、可食部にもかかることや分解されることから何回かに分けて農薬を散布したり袋をかけたりまあとにかく手間をかけないと綺麗なリンゴはできないよ、と言われたそうです。
農薬も今あるものじゃダメだし、それで「じゃあやーめた」と(笑)

そのときに祖母が最近、無農薬栽培をしていないことに気がつきました。
そういえば最近はキャベツで青虫に遭遇することがなくなっていました。
相変わらず人参は臭いし、キュウリは種ありだけど、農薬使ってるのか、と。
これまで十数年食べていてまったく気づかなかったんですね。
祖母一人でこんなにたくさんよく頑張れるな、と思ってたんですがなるほど農薬の力を借りていたんですね。

それで味が変わるかというと……どうなんでしょう。
私はそんなに繊細な舌の持ち主ではないのでよくわかりません(^^;
身内で消費する分しか作ってないんですけど、農薬の使用量を守っているようで(当たり前なんですけど)安心しました。


植物の天然農薬については、
毒の話2 ―食物の中の毒― (幻想随想)
天然なら安全か 木酢液を例にして 無農薬栽培の危険性 (やさしいバイオテクノロジー)

がブックマークしてあったので貼っておきます。


私自身は植物は詳しくないのですが植物の研究室がポリフェノールオキシダーゼの研究をしていました。
細胞が傷つけられた刺激によってポリフェノール類を酸化してしまう酵素のことなんですが、こいつらが働くと苦みや渋みが出ることがわかっています。
そうすると虫が嫌って食べなくなるんですね。
逆に、ワインの渋みなんてのはポリフェノールオキシダーゼを利用してたりするんじゃないかしら。
しかしまあ今回は天然農薬のリスクはお腹いっぱいなので脇に除けておきます。


たとえばりんごなんてのは袋つけて日に当てときゃいいのよ、桃だって一緒でしょなんて思っても実際に無農薬でのそれぞれの収穫率(りんご:3%、桃:0% 目からウロコの化学物質30話より)なんてのを見ると「大変なのね…」と思いますよね。

実際に、私は桃に対する害虫を調べたことがあるんですが、たとえばたった一つの桃が食害されたとします。
そうすると傷口からの腐敗臭に誘われて害虫がたくさん来るんだそうです。
また、その腐敗臭によって周りの桃も感化されて成熟が進みすぎる(腐敗し始める)そうです。
これは食べられるというより刺されるので、袋で覆っても桃園への侵入を防がないと意味がないんだそうです。蛾のくちばし(口吻)は鋭いのです。
そらもう大変ですよね。
これってつまり、私たちが甘くて柔らかくて美味しい桃を食べるために桃は人間の手が入らないと外見が美しい実をつけることができなくなってしまったってことです。

だったら私たちが安くて甘くて柔らかくて美味しい桃を、しかも安全なものを食べれるのだったら安全性が確認されてる農薬ぐらい使ったっていいじゃない、という情緒的な意見を言ってみます。

うちの大学には蚕がいるんですが、奴らだってもう人間がいないと生きていけないんですよ。
天敵がいない環境が長く続いたので、自然環境で葉っぱの裏に隠れない、なんでも食べられると思っている、当然各ステージの脱皮・蛹では無防備、蛾のくせに飛べない。なんて可哀想なんでしょう。自然環境に出たら動かない的、鳥の餌ですよ。

蚕を飼い馴らしたように、私たちが食べている野菜も人が手を加えなければ育たないぐらいに飼い馴らされています。
そいつらが生きやすい(生育しやすい)環境を提供してあげることが無農薬だろうと農薬を使おうと飼い馴らした者の義務かなぁなんてウェットなことを考えていますが、もっとドライで合理的な考え方でもいいのかな。

じゃあちょっと合理的な話。

たとえば、人口が100人の村が2つあってそれぞれ野菜の作り方が違います。
有機で無農薬の村では80人分しか作れません。
みんながちょっとずつ我慢すればみんな生きていけます。
ところが農薬を使用している村では無農薬野菜と同程度のリスクで150人分作れます。
ということは不作の年に備えて備蓄ができます。
ちょうど不作が2年続き、収穫量は40%減になりました。
無農薬の村では48人分、農薬使用の村では90人分の食糧しか確保できません。
無農薬の村では2年間の不作の耐えられずに死人が出ましたが、農薬使用の村では備蓄により乗り切ることができました。

日本人が無農薬の村になったとして、不作でも問題なく生きていけるのは金持ちだからです。
農薬使用の村の収穫や備蓄をお金で買っているんです。
「不作だから農薬を使ってもいる食べ物でもしょうがない」
これはとても傲慢な考え方ですよね。
日本人は自分たちの贅沢のために他の国の人の資源を奪っているんです。
有機農法、いいと思います。
無農薬農法、素晴らしいですね。

でもね、まず自給率を上げることが大事だと思うんです。
農薬まみれの野菜は食べたくない、私は間違った有機農法の方が怖いです。
中国産は危険だ、ではご自分で作ってみましょう。
先進国でここまで人口密度が高く、自給率の低い国は日本ぐらいですよね。
戦争する気のない日本はまったく気にしていないかもしれませんが、もし一方的に輸入制限をされた場合、日本人の半分以上は飢え死にます。


何がいいたいかわからないですよね(私もです)
つまり、リスクとベネフィットとコストとさらに現状を鑑みて一番いい方法を選んだらいいと思います。
リスクが上がらないのなら農薬だろうと遺伝子組換えだろうと使えばいいのに、そう思っています。
反発はあるでしょう。
きっと私たちがしなければいけないのは天然信仰の批判ではなくて、農薬の安全性、遺伝子組換え作物の安全性の周知なんだろうと思います。そういう「真っ当なこと」は「危険!」という情報とは違って当たり前すぎて注目されることはないかもしれません。
でも、私はそういう真っ当なことを黙々とこなしている日本という国の行政をそれなりに高く評価しています(だからいい加減くだらない派閥争いは止めろ)。そういう真っ当な仕事がもっと多くの人の目に留まればいいのにと心から思っています。
という理由からこういう記事を書くときは必ず省庁にリンクするようにしています。
本当に役に立つので興味がある人はどうぞ↓(一番下にリンク集)


傷心のうちに書いたら本当にまとまらなかった…。
本来書こうと思っていたのは「批判するときに伏字にする必要があるの?(仮)」です。
化粧品などの悪口をいうとき、伏字にするのはなんでなの?という疑問に端を発して最終的に伏字にする必要はないという結論に至りました。
結構…リンク貼ったんですけど……忘れないうちにまた書きます。


おすすめリンク:
農林水産省の農薬コーナー
厚生労働省の食品中の残留農薬に関する情報
厚生労働省の輸入食品の安全性確保に関するページ

こういう真っ当な仕事を見ている人は「国は自己の保身のために危険という情報を隠蔽しているんだ」という言い分に腹が立つのです。安全性を提示するってとても難しいことなんだよ。

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※絶対に真似しないでください※


10%SDS(ラウリル硫酸ナトリウム)溶液を舐めてみました。

きっかけは歯磨き粉の話だったんですけど、まあ体験してみるのも悪くないかなって。
内容はあちらのコメント欄に書いたこととほぼ同じことです。

歯磨き粉に含まれる量がわからなかったので馴染みの濃い10%SDSでやってみました。
舌に乗せて1分程度で舌先がピリピリしてきたんですが、痛くて我慢できないってほどではなかったですね。
しかし唾液のせいで5分間も我慢できなかったので、実際に歯を磨いてみました。SDSは発泡剤でしかないのでSDSだけで磨くことに何の意味があるのかわからないですが(笑)5分ほど磨いてみましたが特に問題なかったです。
実際、口をすすいだときには舌先のピリピリ以外には特に違和感がなかったんですよね。
ただ、舌に乗せたときと磨き始めの時に苦味がありました。
SDSは苦味があるんじゃないでしょうか。
(もしかしたら1級試薬【精製度95%以上】なので不純物由来の苦味かもしれません。化粧品成分や歯磨き粉成分になるともっと精製度が高いと思います)
そのすぐ後にグレープフルーツを食べてみたんですけど舌が鈍感になっているのかよくわかりませんでした。ただ、さっきそのグレープフルーツをジュースにしたんですが味の違いがあるかわからなかったです。苦味は感じた気がしますね。
グレープフルーツを食べたのは単にオレンジジュースがなかったからです。

ちょうどお昼時でグラタンを作って食べたんですが、最初、塩味がほとんど感じられませんでした。
実は塩豚が入ってたのでそれなりの塩味が付いてたはずなんです。いちおう塩味は食事中に回復しました。舌がピリピリしてなくても味覚が鈍感になってるんですね。
甘味に関してはうま味に隠れてちょっとわからなかったです。
苦味は……そもそも苦味を感じる料理じゃないですしね。ただ、SDSの苦味はわりと残ってるんですよねー。
夜ご飯はおいしくいただきました。
薄味だったんですけど、酸味、塩味、甘味、うま味あたりは正常でした。


私自身は喉の奥の方に指を突っ込んだりするとおえってなっちゃうのであんまり舌に触れないようにしてるんですけどそれも大きいのかな?
歯の磨き方で違いが出てくる可能性もありますね。

あとですね、歯磨き粉に含まれるSDSは0.5%程度だそうです。
SDSのcmcが0.2%であることを考えると妥当なところですね。


※本当に、舌がピリピリするのでやっぱり舐めてみてはダメですよ

どのくらいピリピリするかっていうと生のパイナップルを100 gぐらい食べたときぐらいでしょうか。
あのときは口の中がざりざりして泣きそうになりました。
目からウロコの化学物質30話の第一話にもありますし、実は表紙にBromelainと書いてありますが、それがパイナップルのプロテアーゼです。すごい奴です。ただ、この前謝恩会で後輩が生パイナップルをすごくたくさん食べてたんですけど大丈夫そうでした。なぜ?


うん、それでも1日経てば症状はかなり治まるし、刺激を受けやすい舌の細胞は10日程度で入れ替わるそうです。すごいですね。
亜鉛不足の場合は新陳代謝が上手くいかずに細胞の入れ替わりが起こらないんだそうです。
なるほど、亜鉛大事ですね。


で、これで何がわかるかっていうと、

「私」という1人の人間が「10%SDS」を舐めても特に影響なかったよ、あはは。

って程度なんですよね。
正直、やってみることは良いと思いますが、ほとんど価値はないです。
ただまあ、やってみることも時には大事ですよってことでお許しください。


とりあえず、SDSを口に入れてしまったときは大量の水で口をゆすいでください。
また、嚥下してしまった場合、SDSが少量の場合はとりあえず水を飲んでください。
SDSが多量の場合はすぐに病院に行きましょう。




なんか、今も苦い気がするんですけど、本当に苦いのかそういう思い込みなのか(苦笑)
……口はちゃんとゆすぎましたよ?
そういえば同時に手の甲に10%SDSを塗っといたんですが、特に問題ないかな。強いんですかね、私(笑)

※だけど本当に舐めてみてはいけません


追記:リンク貼りました。

これ書いたときに苦い気がしたんですが「朝に、あれ?今も苦い?」と思ってSDSをまた舐めてみました。

ペロッ…これは…苦い!

というわけでやっぱり苦かったです。
あれかな、誤飲防止に苦くしてるんですかね。
確か、特定毒物は色をつけないといけないんですよね。それみたいに。

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