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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。
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向こうのブログとほぼ同一の記事です。

合成洗剤と石鹸について学びたい人には大矢先生の
洗浄・洗剤の科学というページをおすすめします。


これからどんどん情報量を増やし平易な解説をつけてくださるそうです。

さて、そんな先生の日記を私もたまに読んでるわけですが、以下の一文には頭をひねります。


最近の石けん愛好家は、むやみやたらと合成洗剤を否定するのを避ける傾向があります。それは、現在使用されている市販の合成洗剤に、それほど厳しく否定されるほどの有害性は認められないという情報が広まったためでしょう。

アタック告発本?


ネット上でも知恵袋でもまだまだ合成(洗剤)叩きは多いです。
ちなみに私は花王びいきです。だって良い会社だもん(社員さんが)

しかしこのエコ製品業者は酷いですね。


Q. 合成洗剤の人体影響にはどんなものがあるのですか?
A. 合成洗剤の界面活性剤が、人体影響を及ぼす生体影響がこれまでに問題あるいは論議されている点は、皮膚障害、催奇性、殺精子作用、発ガン促進作用、溶血性などです。

●界面活性剤の精子を殺す作用
●女性用避妊薬に界面活性剤が
●発ガンを促進する作用


界面活性剤の精子を殺す作用」と「女性用避妊薬に界面活性剤が」は石鹸もそうなんですけど?
これは合成洗剤特有の作用ではなく界面活性剤特有の作用です。あ、でも避妊薬に石鹸は使いませんね。
※殺精子作用があるからといって膣内を洗浄(合成・石鹸問わず)するのはやめてください。
女性の膣内にはpHを弱酸性にするような常在菌がいます。それらを殺してしまうと常在菌以外のものが増えやすくなり性病になりやすくなってしまうので気をつけてください。

皮膚障害、催奇形性、発がん促進作用は通常の使用量で起こるというデータがあるんでしょうね?私は探したことありますが見たことありませんけども。


でも一つの指標にはなると思います。
(純)石鹸の使用を推奨していて合成洗剤を必要以上に貶めているページは信用ならないと。
私が今まで読んでいて参考になる!と思った石鹸利用者のページはことごとく合成洗剤に対して批判的ではありませんでした。
合成洗剤もだいぶ良くなってきている、でも自分に合わないから使わない、というスタンスの人が多いです。
これから石鹸を使ってみようと思っている方もぜひ優良サイトかどうかの指標にしてください。そして合成洗剤のウソの危険性を煽っているページを読んで「合成危なっ!」って思った方。とりあえず
大矢先生のページを読んでみてください。それでもやっぱり危険だなぁと思う方はどのへんを危険に思ったのか教えてください。

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ああああ消しちゃったーorz

このエントリは界面活性剤のcmc(臨界ミセル濃度)について書く予定です。
以下ちょっと復元。


cmc(臨界ミセル濃度)とは界面活性剤が水溶液中においてミセルを形成する最低限の濃度のことです。臨界ミセル濃度は界面活性剤の種類によって大きく異なりますが、界面活性剤がその機能を発揮するための最低濃度でもあります。この値が小さいほど界面活性剤としての能力は強くなります。

【陰イオン性界面活性剤】
一般的に洗浄成分として用いられる

ラウリル硫酸ナトリウム(SLS、SDS):8.5 mM、0.245%
皮膚(粘膜)刺激性あり。発がん性なし。タンパク変成作用。
タンパク質1 gに対して1.4 gの割合で結合してタンパク質を完全に変性させる。
主に生化学実験に用いられる。
10℃以下ではミセル形成能を失う。
 
2-スルホヘキサデカン酸 1-メチルエステル ナトリウム塩:0.73 mM、0.027%
モルモットおよびラットにおいて皮膚刺激性が確認されている。生殖発生毒性・遺伝毒性試験それぞれ陰性。

ステアリン酸ナトリウム:0.49 mM、0.015%(参考:石けん学のすすめ
石鹸の主成分。
ミリスチン酸Na塩0.181% 250.4M(参考:同上)
【陽イオン性界面活性剤】
塩化ベンザルコニウム(オスバン):ドデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、2.8 mM、
逆性石鹸、殺菌作用
【別記事予定】石鹸と合成洗剤の違い
・pH:洗濯洗剤は双方ともアルカリ性、シャンプーおよびボディソープは石鹸がアルカリ性で合成洗剤が弱酸性および中性
・ミネラルの影響:石鹸は硬水では石鹸カスを作る。一般的に硬度100以下(快適に使うには50以下)が望ましい。合成洗剤はミネラルの影響を受けない。
・刺激性:石鹸は低刺激、低アレルギー、合成洗剤は種類によって異なるが刺激性があり、アレルギーを惹起するものがある。
・液性とpHの関係:石鹸はアルカリ性でその能力を発揮し、中性以下になるとその能力が失われる(脂肪酸塩、石鹸カスになる)。
・温度:一般的に界面活性剤は石鹸も含めて温度が上昇すると溶解度が高くなり反応性が高くなる。


HLB価とは?=界面活性剤の親水性(基)と疎水性(基)の比率(バランス)のこと、たぶん。

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タイトルつけ忘れた(^^;

私はmixiで「化粧品の毒性」っつーコミュニティに参加しているんですが、その中でも「
★毒性判定クリアな化粧品たち★(mixiへのリンクです)」というトピックはすごいです。

120のコメント
パラベンが安全というのは化粧品のコストを低くしたいための常套句です。
石油から作られていて、毒性もありますし、何より旧指定成分です。

旧指定成分とは…化粧品の成分の全成分表示が義務ではなかったころ、
表示が義務づけられていた成分なんです。つまり、危険ってことですよね?
化粧品を選ぶときに合成の界面活性剤とともに1番に避けたい成分の1つです。










なんて言ってたりする。

で、パラベンの危険性を説いてるわけですが、よくわからない論理の飛躍があったりします。
>石油から作られて
なんで石油から作られると危ないの?
>毒性もあります
毒性のない物質なんてないですよ。
>旧指定成分だった
たしか、発がん性とかアレルギーなどが疑われていたと思います。
で、発がん性や催奇形性はないという話です。

これらの根拠をもってして
>表示が義務づけられていた成分なんです。つまり、危険ってことですよね?
と言っています。
そもそも根拠が根拠になっていませんし、表示が義務付けられている=危険ではありません。
皮膚に炎症を起こすなどアレルギーを起こしたり発がん性が疑われていた物質はありました。しかし網羅的な解析はできていなかった。そこで危険かもしれない物質に対して「アレルギーを起こす危険があります」という印をつけました。それが旧指定成分です。
その中で研究が進むうちにパラベンは安全性が高く殺菌スペクトルも広いことがわかりました。
だから使われています。

上の方でヽ(・x・)ノたかぁさんが
星の数より配合量で天と地の差があることに気づいてますか


と書いてますが、これがすべてを物語っています。
毒性は曝露量と毒性量が分かっていないと何も言えません。
パラベンの配合量は(メチル、エチルなどすべて含めて)製品の1%以下と決められています。
そしてこの配合量ならばなんの問題もないのです。

天然は良い、合成は危険、という間違った二分法がまん延しているおかげでシャンプーや遺伝子組換え作物や合成添加物が危険視されています。
でもそれは誤解なのです。
無害なものはありません。でも安全なものはあります。安易に無害なものを求めると安全を軽視することになりかねません。安心は決して安全を保証するものではないのです。
これらについては今後少しずつ言及していく予定です。
(知恵袋等でやっている回答では説明不足になるので系統立てて少しずつ記事にします)

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