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エコナの話。
消費者委員会の会議が酷いということについては、私は会議の内容もほとんど知らないし、問題点の指摘がもういくつかなされてるから私は触れない。
消費者庁と消費者委員会は花王に救われた。 - 食の安全情報blog
花王に救われた消費者庁と消費者委員会 - 松永和紀blog
今回、というか現在に至るまでに「そもそもエコナを特定保健用食品として認定した厚生労働省に責任はないのか」という話があるけれど、一体何の責任を取らせようというのか。
花王が出してきたDAGに関する研究結果を見て、厚生労働省と食品安全委員会がそれを科学的に判断し妥当であるとした場合、その科学的な判断は正しいのだと思う。仮に花王が捏造したとして、それを見抜けなかったらそれは判断した側の責任なのか?違うだろう。
ある論文の査読を任され、論文の内容としては問題ないとしたPeer Reviewerは後に論文の捏造が発覚したら一緒に責任を取らされるのか?後にその論文の内容が正しくなかった場合にお前の判断は正しくなかったから責任を取れって言われるのか??
その後に問題が出たとしても、判断した当時にはなかった問題の責任を取らされるというのはフェアではない。
それは花王に対しても言える。
どうやらDAGの問題はクリアしているようだし、グリシドール脂肪酸エステルの問題はトクホ認定後に出てきた問題だ。しかも危険性は決して高くない。一体何の問題があるんだろう。
花王は確かに商売上手だと思う。売らんかなという企業体質だし、今回の件も騒ぎを最小限にするように組閣の日に当ててきたのかもしれない。それでも、企業としての体質と研究の科学的な妥当性を混ぜて考えるべきではない。花王は、というか大手のメーカーほど安全性に十分すぎるほど気を使っていると思う。
そもそもトクホの認定を取り消されるような事実はない、と私は思っている。
取り消さなければいけないような危険性って、何?
消費者が安心できれば科学的に示された事実は、安全性はかなぐり捨ててもいいのか?
じゃあなんのための「トクホ」なんだろうか。
トクホは「安全である」ことを保証するものではない。だけど、食品である以上は食品としての安全性はもちろん確保されている。
どうやらトクホの権限は厚労省から消費者庁に移ったらしい。
だとしたら、消費者庁には消費者の目線から考えるだけではなく、安全というものがどのようにして確立されているのかを真剣に考えて勉強してもらいたい。
消費者庁は消費者と一緒に闇雲に騒ぐ機関ではなく、消費者の不安を拾い上げ、安全性が脅かされている事実があるのならば企業に指導をし、安全性が確立されているのならば消費者にそれを伝え、安全性がいまだ定まっていないというのならば現状としてどのような対策が取られているかを伝えるのが仕事じゃないだろうか。
発足間もないときに大きな山に当たってしまい、メンバーの教育もまだだろうに大変だとは思う。
だけど、準備が足りないから上手くできませんでした、というのは内実を知らない人たちには通用しない。
今のところの私の印象は、実力に伴わない権力を持っているように見受けられるが、そんなのはまだ新しいのだから仕方ない。
同じ日に「消費者庁と消費者委員会は花王に救われた」なんてタイトルを見て噴いたけど、悪いけどその通りだと思う。
せいぜい、権力を振り回さないように気をつけてほしい。二度目はないと考えてもらいたい。
こういうとき、どんなリテラシーがどの程度あれば私たちはメディアに振り回されずに済むのかって考えちゃいますよね。
追記:
リンク追加しておきました。
正直な話、日用品に関しては大手企業、各省庁(今のところ消費者庁を除く)の出す情報は信頼していいと思います。
お前も花王の手先か!って話は置いといて、本当に危ないんだったらそのへんの誰かが言いだす前に企業や各省庁がお触れを出すから。でもって本気で危ないのに「危なくないよ~」なんて言ってたら私も全力で批判すると思うから。
そりゃ花王の研究者は尊敬できるし信頼できると思ってるけど、だからって批判しないわけじゃないしおかしいと思ったらおかしいって言うよ。今回も「全然大丈夫じゃね」って空気だったら「おいおい安全基準超える可能性があるんだぞ」って書いてたと思うし。
今回騒いでた人たちだって情報弱者じゃなくって安全・健康に関する危機意識の強いどこにでもいる普通の人なだけ。ただ、マスコミや消費者庁は一緒に踊っちゃダメだ。
安全とはなんぞや?そもそもどういう基準があるの?っていうのを説明してくれなきゃ。
……そのうち、そのうち書くよ。
なるべく素人の目線から書けるうちに書いておきたいなあという思いはあるんだけどね。
消費者委員会の会議が酷いということについては、私は会議の内容もほとんど知らないし、問題点の指摘がもういくつかなされてるから私は触れない。
消費者庁と消費者委員会は花王に救われた。 - 食の安全情報blog
花王に救われた消費者庁と消費者委員会 - 松永和紀blog
今回、というか現在に至るまでに「そもそもエコナを特定保健用食品として認定した厚生労働省に責任はないのか」という話があるけれど、一体何の責任を取らせようというのか。
花王が出してきたDAGに関する研究結果を見て、厚生労働省と食品安全委員会がそれを科学的に判断し妥当であるとした場合、その科学的な判断は正しいのだと思う。仮に花王が捏造したとして、それを見抜けなかったらそれは判断した側の責任なのか?違うだろう。
ある論文の査読を任され、論文の内容としては問題ないとしたPeer Reviewerは後に論文の捏造が発覚したら一緒に責任を取らされるのか?後にその論文の内容が正しくなかった場合にお前の判断は正しくなかったから責任を取れって言われるのか??
その後に問題が出たとしても、判断した当時にはなかった問題の責任を取らされるというのはフェアではない。
それは花王に対しても言える。
どうやらDAGの問題はクリアしているようだし、グリシドール脂肪酸エステルの問題はトクホ認定後に出てきた問題だ。しかも危険性は決して高くない。一体何の問題があるんだろう。
花王は確かに商売上手だと思う。売らんかなという企業体質だし、今回の件も騒ぎを最小限にするように組閣の日に当ててきたのかもしれない。それでも、企業としての体質と研究の科学的な妥当性を混ぜて考えるべきではない。花王は、というか大手のメーカーほど安全性に十分すぎるほど気を使っていると思う。
そもそもトクホの認定を取り消されるような事実はない、と私は思っている。
取り消さなければいけないような危険性って、何?
消費者が安心できれば科学的に示された事実は、安全性はかなぐり捨ててもいいのか?
じゃあなんのための「トクホ」なんだろうか。
トクホは「安全である」ことを保証するものではない。だけど、食品である以上は食品としての安全性はもちろん確保されている。
どうやらトクホの権限は厚労省から消費者庁に移ったらしい。
だとしたら、消費者庁には消費者の目線から考えるだけではなく、安全というものがどのようにして確立されているのかを真剣に考えて勉強してもらいたい。
消費者庁は消費者と一緒に闇雲に騒ぐ機関ではなく、消費者の不安を拾い上げ、安全性が脅かされている事実があるのならば企業に指導をし、安全性が確立されているのならば消費者にそれを伝え、安全性がいまだ定まっていないというのならば現状としてどのような対策が取られているかを伝えるのが仕事じゃないだろうか。
発足間もないときに大きな山に当たってしまい、メンバーの教育もまだだろうに大変だとは思う。
だけど、準備が足りないから上手くできませんでした、というのは内実を知らない人たちには通用しない。
今のところの私の印象は、実力に伴わない権力を持っているように見受けられるが、そんなのはまだ新しいのだから仕方ない。
同じ日に「消費者庁と消費者委員会は花王に救われた」なんてタイトルを見て噴いたけど、悪いけどその通りだと思う。
せいぜい、権力を振り回さないように気をつけてほしい。二度目はないと考えてもらいたい。
こういうとき、どんなリテラシーがどの程度あれば私たちはメディアに振り回されずに済むのかって考えちゃいますよね。
追記:
リンク追加しておきました。
正直な話、日用品に関しては大手企業、各省庁(今のところ消費者庁を除く)の出す情報は信頼していいと思います。
お前も花王の手先か!って話は置いといて、本当に危ないんだったらそのへんの誰かが言いだす前に企業や各省庁がお触れを出すから。でもって本気で危ないのに「危なくないよ~」なんて言ってたら私も全力で批判すると思うから。
そりゃ花王の研究者は尊敬できるし信頼できると思ってるけど、だからって批判しないわけじゃないしおかしいと思ったらおかしいって言うよ。今回も「全然大丈夫じゃね」って空気だったら「おいおい安全基準超える可能性があるんだぞ」って書いてたと思うし。
今回騒いでた人たちだって情報弱者じゃなくって安全・健康に関する危機意識の強いどこにでもいる普通の人なだけ。ただ、マスコミや消費者庁は一緒に踊っちゃダメだ。
安全とはなんぞや?そもそもどういう基準があるの?っていうのを説明してくれなきゃ。
……そのうち、そのうち書くよ。
なるべく素人の目線から書けるうちに書いておきたいなあという思いはあるんだけどね。
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