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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。
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なんか知らないですが最近回答が取り消されることが多くて困ってます。
こちとら自分の時間を削ってるので残らないものは積極的にブログに残していくことにしました。
4件のうち3件は投票で決まらなかったからです。
私も質問するときに気をつけようと改めて考えさせられます。


ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(コカミドプロピルベタイン)、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸(ココイルグルタミン酸)、N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム(ココイルグリシンK)、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム(ココイルメチルタウリンNa)、ヤシ脂肪酸リシン


はアミノ酸系の界面活性剤で、アミノ酸系は中性~弱酸性なので一般的に肌に優しいとされています。
アミノ酸系の成分は合成するのに手間がかかるらしく、その分コストがかかるので必然的に高くなるそうです。
しかし洗浄力が低いので私はあまり好きではありません。
~エキスや~油は混合物なので実際に何が入っているのかはよく知りません。

肌の弱い人にはアミノ酸系のシャンプーを、皮脂の分泌が多い人には洗浄力の強いものを、健康な人には石鹸を勧めています。
また、肌荒れやアレルギーなどは個人間で差がありますので、使ってみて肌が荒れた、かぶれた、などの症状が出た製品は使用しないことをお勧めします。「使い続ければ良くなる」という「好転反応」も嘘です。それはただ単に「体が慣れた」だけで「体に良い」からというわけではないのです。


以下、蛇足的な界面活性剤に関する知識です

天然の界面活性剤(作用を持つ成分)はサポニンや細胞膜の成分であるリン脂質のことです。
石鹸も天然の成分と天然の成分が化学的な反応を起こしてできたもので(もちろん、サポニンやリン脂質も体内、植物内で天然の成分と天然の成分が化学的に合成されたものです)、合成界面活性剤と同様に工業的に製造されるものです。
ただし、石鹸は他の界面活性剤と比較して性質が異なるので「石鹸」と「合成洗剤」に区分されるだけです。
天然の界面活性剤であるサポニンやリン脂質は弱酸性~中性付近でもちゃんと活性がありますし、逆に細胞膜はアルカリにとても弱いです。

界面活性剤の研究をしている大矢教授は自身の日記で
>最近の石けん愛好家は、むやみやたらと合成洗剤を否定するのを避ける傾向があります。それは、現在使用されている市販の合成洗剤に、それほど厳しく否定されるほどの有害性は認められないという情報が広まったためでしょう。石けん愛好家のコミュニケーションの場でも「合成は悪」なんていうと石けん支持者からも反発が起こることがしばしば。合成は有害っていう意見は、実は消費者全体の中でも情報収集力や論理的思考力等で少々劣る人々にしか相手にされない状況になっていると思われます。
http://hpcgi3.nifty.com/oya_masaru/topic2/topics_board.cgi?mode=cat...

とおっしゃっていますが、知恵袋の状況とかけ離れているような気がします。
それとも知恵袋にいる石鹸愛好家は情報収集力や論理的思考力が少々劣るということでしょうか。
どちらにしろ、合成の成分が体に害があるというのは嘘っぱちです
体への影響は製品を作る上でもっとも重視するところだからです。
「危険な成分である」ともし一般消費者が知っているならメーカーが知っていて当たり前なんです。その当たり前のことに対処しないメーカーは存在しません。というか存続できません。つまり消費者の間で「危険」という噂が飛び交ってもメーカーが特に動かないのは「危険でないことを知っているから」なのです。

わかりやすくまとめます。
現在、知恵袋で「危険だ」と言われているほとんどの合成の界面活性剤の人体に対する影響は約20年前に調べ終わっており、シャンプーや化粧品に入っている量ではなんら危険ではないことがわかっています。
肌荒れやアレルギーがなければどんなものを使っても構わないのです。もちろん石鹸もです。



たしか、シャンプーの成分の中で界面活性剤を教えてください、といった内容だったと思います。
そういえばアジエンスの新しいバージョンは~エキスがたくさん入っててなんだこりゃ!?って思いました。
うーん、~エキスって書き方は好きじゃないんだよなー私。
でも自然派の人はきっと好きなんだろう。でもってそういう戦略が透けて見えてなんか嫌。
洗浄力の強さは好きなのに。

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きっかけは知恵袋でした(またかい)。

市販のシャンプーとい うよりお母様は合成界面活性剤の入った、石油系シャンプーを否定していたんだと思います。簡単な見分け法をお教えします。

紙コップに今お使いの
シャンプーを3プッシュ程入れ、それに塩(シャンプーの1/2程度)を加えます。割り箸でかき混ぜます。

これであらら不思議!
と、かたまるものはバッチリ石油系です。毛穴の奥で塩(汗)と反応し固まってしまいます。結果、頭髪トラブルや薄毛の原因となります。また、石鹸バリアなんてのもこの反応によりできたものと言われています。


シャンプーの事についてお願いします。(Yahoo!知恵袋)

 


ええええ~???
なんなのそれ。聞いたことないよ。

ということでソースを探してみました。


(前略)そこで、良いものか悪いものかを見分ける一つの方法があります。

 

まずあなたがお使いのシャンプー、を持ってきてください。

それから、小さなお皿と塩を用意してください。

お皿にシャンプーをスプーン一杯くらい入れてください。

そしてその上から、塩をたっぷりふりかけてみてください。

そしてしばらく置きましょう。かき回すと反応が早いです。

 

さて、どうなりましたか?

固まりましたか? それとも液状のままですか?

もし固まるようでしたら、それは石油成分がたっぷり含まれているのです。

石油成分と塩の成分が反応して、塩化ビニールになって固まるのです。

ぜひ、試してみてください。 (後略)


美容と健康情報 LMB News


ウソや。

ま、それはともかくとして、実際には塩化ビニルの合成法をよく知らなかったので調べてみました。
ソースは主に
Wikipediaです。

塩化ビニルモノマーは石油と塩から作られます
まずはこの図を見てください。
なるほど、石油と塩から塩化ビニルは作られるようです。

石油を蒸留して得られたナフサをさらに熱分解して得られたエチレンと塩を電気分解して得られた塩素を塩化鉄(FeCl3)を触媒として1,2-ジクロロエタンが作られます。・・・
その後、加熱圧縮すると1,2-ジクロロエタンが分解されてクロロエチレン(塩化ビニル)と塩化水素ができます。・・・

これを化学反応式で示すと以下のようになります。

石油→ナフサ+H2O(水蒸気)→エチレン(CH2=CH2
2NaCl→2Na+Cl2(塩素)

CH2=CH2 (エチレン)+ Cl2(塩素) → CH2ClCH2Cl(1,2-ジクロロエタン)・・・

CH2ClCH2Cl(1.2-ジクロロエタン) → CH2=CHCl (塩化ビニル)+ HCl(塩化水素)・・・


これだけならありえそうな気がします。
シャンプーに石油成分が混ざっていればナフサからエチレンは作れそうですよね。お風呂場にはたくさん水蒸気がありますし。



さて、それではネタばらしです。


◆石油→ナフサ
の場合、ナフサは35~180℃(特にエチレンの製造に用いるのは35~80℃だそうです)で分留してくるのでありえそうですね。(ま、製品に石油が入ってるわけがないんですが)

◆ナフサ+H2O(水蒸気)→エチレン
最初のポイントはココです。
エチレンはナフサと水蒸気を800~900℃で反応・熱分解して生成します。(さらに精製するには蒸留・分留しなきゃいけないんですが、ここでは気にしません。また、他にもエチレンの製法はありますが、石油からということなので今回は無視します)
まず、こんな高温状態でシャンプーできません。
でもまあなんとかできたとします。(するな)

◆2NaCl→2Na+Cl2(塩素)
電気分解……まあ百歩譲ってイオンの状態(NaCl→Na++Cl)としましょうか。
Cl2とCl-では似てるようで違うんですけどね……。電子が一個多いので上手く付加できないと思います。

◆CH2=CH2 (エチレン)+ Cl2(塩素) → CH2ClCH2Cl(1,2-ジクロロエタン)・・・
触媒として塩化鉄(FeCl3)があればできそうですね。
1,2-ジクロロエタンはクロロホルム様の匂いのする液体だそうです。
この物質は天然には存在せず、生物濃縮もないですがヒトに対する吸入毒性は高いです。

◆CH2ClCH2Cl(1.2-ジクロロエタン) → CH2=CHCl (塩化ビニル)+ HCl(塩化水素)・・・
次のポイントはココです。
加熱圧縮って簡単に書いてありますが、500℃15~30気圧です。15気圧というのは簡単に言うと海に140m潜った状態の圧力がかかっていることになります。あれ。わかりにくいですね。つまり50kgの人に対して750kgの重りがのしかかっている状態が15気圧です。うん、死にますね。



ここまでで一目瞭然なんですが、たとえ石油が混ざっていたとしても普通に生活していて生きている人間ならば塩化ビニルモノマーを生成することはできません。塩化ビニルを作るためには最低でも800℃15気圧の条件になる必要があります。そんな条件で人間が生きていられるはずがありません。
ちなみに、塩化ビニルモノマーは気体です。百歩譲って加圧状態でも液体です。どうやって毛穴に詰まるんでしょうか。


どうでしょうか。
塩化ビニルモノマーは石油と塩から作られることは確かなんですが、石油系界面活性剤の危険性を訴える人たちがいかに印象だけで決めつけているかがわかるのではないでしょうか。
おそらく、ポリ塩化ビニル樹脂と塩化ビニルモノマーの区別がついていないんだと思います。ポリ塩化ビニル樹脂は塩化ビニルモノマーから作るので塩化ビニルモノマーができないことには固体の安定物質であるポリ塩化ビニル樹脂はできません。
そしてその塩化ビニルモノマーが作られることは以上の理由によりありえないことがわかりましたね。

これは化学の知識がない人だと信じてしまうのではないでしょうか。
かくいう私も信じはしないもののここまで調べるのに結構手間取りました。
こういう、知識のない人を騙す類いの危険情報というのは本当に悪質ですね。
これからもこういう根拠のない危険情報に対する危険情報を書いていこうと思います。結構大変なんですけどね。


補足1:エチレンと塩の組み合わせ
書こうと思ってたのにすっかり忘れていました。
エチレンと塩といえばとてもメジャーなものが一つありますね。

リンゴです。

リンゴと一緒に置いておくと果物が柔らかくなるのはリンゴがエチレンをたくさん出しているからですよね。
多くの人はリンゴを食べるときに切って塩水に浸けておくと思うのですが、そうすると大変です。みなさん、塩化ビニルを食べていることになります。塩化ビニルモノマーはGroup1の発がん性物質で特にエアロゾルの吸引はとても危険です。もう毛穴に詰まることの比ではないです。
リンゴはとても危険なので食べてはいけません。今日から使用禁止です。
それに塩素は食塩からのみ入ってくるわけではありませんからね!

ということにならないのが不思議です。
これも石油系界面活性剤の恐怖をでっち上げた人が何にも考えていなかったことがうかがえる話ですね。


補足2:塩化ビニルモノマーの危険性
塩化ビニルモノマーは気体(あるいは液体)なので毛穴に詰まることは物理的にありえません。
それよりも、塩化ビニルモノマーは発がん性に関してはGroup1(ヒトに対して発がん性がある)とされています。塩化ビニルモノマーの製造工場の作業員に肝血管肉腫(肝がんの一種)で死亡する人がいたことからわかったのですが、その他にも神経系への影響が知られています。
2.5%塩化ビニル(気体)への暴露により、めまい、見当識障害、足裏の燃えるような感覚など (Danziger, 1960)が見られます。
また、慢性毒性として1000ppm=0.1%の塩化ビニル(気体)に1か月~数年間暴露したヒトに対して、耳痛、頭痛、めまい、不明瞭な視界、疲労感、食欲不振、吐き気、不眠、呼吸不全、胃痛、肝臓及び脾臓部位の痛み、手足のひりひり感、四肢の冷感、性欲の欠如、体重減少がみられた (Thiess and Versen, 1974)とあります。
25ppm、数年間暴露によっても肝がんが見つかっていることから閾値は考えない方がよさそうです。
※許容濃度は2.5ppm(6.5mg・m-3)だそうです。

そうするとまた疑問が浮かびますね。
なぜ毛穴に詰まるとかいうどうでもいい理由を持ってくるのでしょうか。
この極めて危険な物質が本当に石油系界面活性剤と塩で生成されてしまうのならば早いところ化粧品メーカーを告発しないといけないのではありませんか?こんな危険なものを平然と売っているのですよ?
塩化ビニルモノマーの危険性は1970年代にはすでに立証されており、副産物として塩化ビニルモノマーができるのに40年間も消費者を騙していたとなるとそれはもう大変です。

石油系シャンプーと塩を混ぜると塩化ビニルができるという嘘を考えた人はそのへんのつじつま合わせも考えるべきでしたね。信憑性を高めようとして「塩化ビニルができる」などと言ってしまったためにかえってまったく信憑性のない話になってしまいました。

ちなみに塩化ビニルは体内に入っても肝臓で分解され尿や便により排出されます。分解されなかったものはそのまま呼気として排出されるそうです。つまり蓄積性や生物濃縮などはありません。

おまけとしてポリ塩化ビニル樹脂の話ですが、可塑剤を含むポリ塩化ビニルは耐水性・耐酸性・耐アルカリ性・耐溶剤性や難燃性、電気絶縁性を持つ安定な物質です。確か生分解性も低かったはずです。
そのへんはまた後日フォローしたいと思います。


参考:
クロロエチレン(Wikipedia)
化学物質の初期リスク評価書Ver.1.0 No.75 クロロエチレンヒト健康への影響
PRTR法指定化学物質有害性データ(クロロエチレン)
その他、エチレン、ナフサ、IARCの発がん性評価リストなど。


この記事は
ニュースキンの指導?
無添加純石鹸と塩を混ぜると固まります。
に続いています。



余談:
ただこれがまだまだ片手落ちで、塩化ビニルモノマーからポリ塩化ビニルへの重合反応が良く分からないんです。
いや、もちろんどういうことが起こるかは分かってますが、
・触媒は必要か
・発熱反応か(安定化するのでわりと起こりやすい反応ではないかと推測)
・重合条件はどうなのか(常温・常圧で起こりうるか)
など、詳しいことが分からないんです。
ネットでもヒットしないし、生化学辞典見ても載ってないし…うぅ。
高分子系は習わないので分からないんですよね…。図書館で勉強してきます…。

あと、石油からできた物質(界面活性剤など)と塩を混ぜて固まらないことと石油以外の原料しか使っていない洗剤で固まることを証明できれば良いんですけど、そういうのって中身がシンプルである必要がありますよね。
たとえば、洗浄成分(界面活性剤)が植物系でも香料とか着色料が石油原料の可能性もあるわけです。
もちろん石油成分が塩で固まってもいいんですよ。ただ、塩化ビニルはできません。

実際にやってみたんですが、洗浄成分がカリ石鹸素地のものに限って固まってくれます。

1.
アジエンスシャンプー(主成分:ラウレス硫酸アンモニウム)原料:ココヤシ→固まらず
2.バーバリブ ハンドソープ(主成分:脂肪酸カリウム〈パーム核脂肪酸+水酸化K〉)原料:アブラヤシ→固まる
3.
ビオレU(主成分:アルキル(c11、13、15)リン酸K)原料:?→固まらず
4.HERVAL VALLEY ボディソープ(主成分:カリ石けん素地)原料:?→固まらず→しばらく放置→固まる
残念ながら純石鹸については現在準備中です。
2は雑貨屋さんで購入、4はお中元ものです。
(3/23追記)すみません、HERVAL VALLEYとしなければいけないところをハーバルエッセンスにしていました。二つはまったく関係のない別の会社です。申し訳ありませんでした。

この原因について、水に溶けたことによって温度が下がり(食塩が水に溶ける反応は吸熱反応)固まったのかな?と思ったのですが、もっと簡単に、カリ石鹸素地(脂肪酸カリウム)がナトリウム石鹸素地(脂肪酸ナトリウム)になったせいで固形になったのかも…と思ったり。カリ石鹸素地が主に液体石鹸であるのに対してナトリウム石鹸素地は固形石鹸なんです。
今回用いたカリ石鹸素地の洗剤の1つは冬場になると凍るんですね。窓辺に置いてあるからなんですけど、それがヒントですね。

とりあえずもう少し調べてみますが、塩化ビニルができて毛穴が詰まるというのはどちらにしろ嘘なのはわかっていただけたでしょうか?

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見つけたときにちゃんと記録しておかないと忘れるので。

クローン牛・豚の安全性評価、年度明けに結論


あといくつかbkmがあるがいずれ更新するつもり。

随時更新予定。

http://event.media.yahoo.co.jp/nikkeibp/20090203-00000000-nkbp-bus_all.html
食品偽装の話。ちょっと違うけど食品関連を作るまでここに。

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タバコの規制に関する資料、および喫煙の害に関する疫学調査を集めています。


たばこ規制枠組条約に関して
たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(外務省)
条約の全文が読めます。
たばこ規制枠組み条約(Wikipedia)
かなり詳しくまとめてあります。
たばこ規制枠組条約Q&A
わかりやすくまとめてあります。

受動喫煙防止の取り組み
・分煙化の促進
「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例(仮称)」骨子案
条約を受けて公共施設での分煙化を目的とした条例案
平成20年度第6回インターネット都政モニターアンケート結果「受動喫煙防止 」東京都(pdf)
受動喫煙の認知度と受動喫煙防止に関する意識調査

喫煙・禁煙に関するコラム
社会の禁煙化はどこまで進む?
喫煙にかなり厳しいコラムです。サードハンドスモークについても触れています。
サードハンドスモーク:簡単に言うと、カラオケに行って喫煙者がいないのに残り香で部屋は臭い、みたいなアレです。もしくは喫煙環境で飲み会などをして服に臭いが移って家に帰ってきたら「煙草吸った?」って言われるアレです。
受動喫煙防止のために<上> 有毒性への認識足りず
路上喫煙防止の条例を出している自治体が多く、児童が遊ぶ公園に喫煙者が避難することが多いらしい。屋外であっても喫煙者の後方5m地点では喫煙室基準(後で調べる)と同程度の汚染度である。屋外であっても公園のような公共のスペースは全面禁煙にすべきではないか。また、家庭で受動喫煙に曝されないよう子どもを守るべき。そのためにはタバコの有害性をしっかり周知させる必要がある、という趣旨。
受動喫煙防止のために<下> 互いに思いやりの心を
上とは打って変わってマナーの話。
喫煙者・非喫煙者ともに互いに対する心配りが必要である。自分の意見だけを押し付けるのではなく相手の立場に立ち考えることが重要である。


喫煙に関する疫学調査
喫煙者は野菜摂取でがんのリスク増加=オランダで新研究結果
なん…だと?
「だからと言って喫煙者は野菜を食べるべきではないということにはならない。たばこをやめなさい、というのが結論だ」
日本人のためのがん予防法(タバコ編)
たばこを吸っている人は禁煙をしましょう。吸わない人も他人のたばこの煙をできるだけ避けましょう。
日本人を対象にした喫煙(およびその他のリスクファクター)とがんの疫学的調査の評価一覧は見やすくわかりやすく素晴らしい。
それぞれの成果も閲覧可能である。
喫煙と肺がんリスク (喫煙者の相対リスクは約4倍)
欧米(相対リスク約10倍)に対して日本人の相対リスクが低いのは、喫煙者のリスクが高くなく非喫煙者のリスクが高いためである。
喫煙と全ガンリスク (喫煙者の相対リスクは約1.5倍)
喫煙の影響を受けやすいがんとそうでないがんがある。
タバコには発がん性物質が含まれており、その中には細胞毒性のメカニズムまで解明されているものがある。また、動物実験でも発がん性が確認されている。さらに複数のコホート研究の結果から(能動・受動)喫煙ががんのリスクを上昇させるという一致した結果が得られている。
そのため「喫煙によるがんリスク上昇の科学的根拠は確実である」と言える。

喫煙に関する意識調査
「喫煙」に関するアンケート
首都圏在住の20~59歳までの男女の喫煙者・非喫煙者各400人ずつ(計800人)に対して行われたアンケート。
→私見は別記事を起こした。喫煙に関する意識調査の結果(azure blue)
多くの喫煙者は非喫煙者が喫煙を迷惑だと感じていることを理解しており、それに対して最大限の配慮をしている。喫煙者は周囲の目を常に意識していなければいけない環境にあるのかも。早急に分煙環境を整える必要がある。

タバコに関する研究
タバコのニコチンを貯めるトランスポータ遺伝子を世界で初めて発見 (京都大学)
なるほど。確かに植物はいらないものは液胞に溜めこむ性質があるって習った。
Morita M, et al. (2009) Vacuolar transport of nicotine is mediated by a multidrug and toxic compound extrusion (MATE) transporter in Nicotiana tabacum. PNAS. 106:2447-52  (PubMedへのリンク


おすすめサイト
たばこと健康に関する情報ページ(厚生労働省)
特に喫煙と健康問題について簡単に理解したい方のためにQ&Aをおすすめします。
今後、全部見終わったらちゃんと紹介しますね。

順次増やす予定。

個人のブログはあえてリンクしていないのだけど、有益な記事は多いのでブクマのためにここに貼るかもしれません。

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学校でやるべき大きな問題(卒業までの単位及び修論)が一通り終わったのでこれからはゆっくり腰を据えてゲームをブログの更新をしようと思います。

主に
・cecil_scott _foresterさんとのやりとりの(中間)まとめ
・界面活性剤に関する情報収集&経皮毒批判
・遺伝子組換えを含めたバイテク関連の充実

……これ、見れるようになるまでに何年かかるんですかね(遠い目)
それでも研究者と消費者の橋渡しになれたらいいなぁと考えているので専門的なことをなるべく噛み砕いて説明してるようなブログにしたいなぁ。…夢は大きく持つものだよ!
疑似科学関連は基本的なところは押さえておきたいもののすでにたくさんのテキストが存在していてなおかつ検索上位に出てくるので、検索上位が怪しいものだらけのものをメインに書いていきます。


特に知恵袋に書くようになってから他人を意識する文章ってのを学んだ気がします。
まだまだ良いものは書けないですが、たまに役に立ったと言ってもらえるのが励みになってます。
あと、調べながら回答するので否応なしに知識が増えました。
自分で理解していたものは実は違うんだ、とかもっと調べられていてもっと詳しく説明できるようになったんだよ、とかそもそも私が知らないこととかいろいろわかって面白いです。
でも、自分の専門分野の知識はまったく増えないんですけどね…。

とりあえず今後はカッとなりやすい性格を律していきたい…むしろそういうキャラを作ってなりきろうかしら。

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