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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。 |
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覚え書き程度に。
以下、強調は引用者による。
これが本当だったら酷い話ですよね。 業者が自主検査をしたら暫定規制値を超えていたので、静岡県に公表していいか問い合わせたら「いや、やめてほしい。最低限やってるんだからHPでやらなくてもいいだろう」と言われた。 そういう風に読めます。 多くの人が「隠蔽だ」「こういうことするから返って風評被害を招く」など言っていました。 私が最初に読んだときは「いくらなんでもそんなに愚かな真似をするだろうか?」という意識が最初に来たので、自主検査の精確さを疑ってしまいました。ごめんなさい。 ところで、めんどくさい人のために最初に結論を書いておきます。 静岡県に隠蔽する意図はありません。 後ほど詳しく説明しますが、知事が「検査なんかしないもん!」とダダをこねても、静岡県ではお茶(荒茶)の放射性物質の調査をしています。 静岡県が製茶の基準値越えの公表を制止した件について、http://t.co/f4KN6jX朝日の報道を見ると隠蔽しようとしたように見えるが、共同http://t.co/2q9r3bH、業者http://t.co/jnqPIevの報告を見ると再検査後に公表する予定だったことがわかる さて、朝日の記事を読んで「おや?」と思いませんでした? この記事からはどの野菜から放射性物質が検出されたかがまったくわからないんですね。 そりゃ、静岡ですからお茶だろうか?と推測はできますけども、普通は書くでしょう。みなさん、お茶とわかっていて憤っていらっしゃったのでしょうか。私は最初は野菜かと思いました(なので検査ミスかな、と) 何の製品だろう?と探していたあたりで47newsがツイートされてきたので読みました。
どうやら製茶だったようです。 お茶に関しては、生茶で測定するのか、荒茶で測定するのか、厚労省と農水省で意見が対立しましたね。 お茶の暫定規制値は結局、荒茶で測定することになりました。説明はこちらのブログ記事(生茶葉と荒茶の放射線規制値について考察)が詳しいと思います。 さて、赤字の部分を読み比べてほしいのですが、 朝日の「消費者への連絡など最低限のことはやっている。HPで出すとかえって不安を広げかねない」と、共同通信の「風評被害を考慮し、県として再度確認するので、公表を少し待ってほしい」ではだいぶ違う印象を受けます。 前者は、今後も公表するつもりはないと読めます。 後者は、再検査をしたら公表するつもりであると読めます。 はて?これはどちらが正しいのだろう?と思っていたら、どうやら後者が正しかったようです。
そうすると、特に隠蔽しようとする意図は見出せませんから、公表が遅れたことについてどう解釈するかになります。 以下におおまかな流れを書きます。 6月3日に、お茶での放射性セシウムの暫定規制値は荒茶あるいは製茶で測定すると報道されています。 静岡では生茶では規制値を超えていませんでした(生茶の測定結果)。 しかし6月6日に、業者が5月に出荷販売したものについて暫定規制値を超えていることがわかりましたので、静岡県に報告しました。 おそらくこれを受けて、製茶でも測定を行った結果、一部を除き規制値を超えたものはありませんでした(製茶の測定結果)。 一部、暫定規制値を超えているもの、これが今回報道されたものです。 これは6月9日に静岡県のHPに載っています。(更新日は10日ですが、9日の時点でオンラインブックマークがついています) 朝日新聞の報道は6月10日です(紙面に載ったとすれば6月9日の夕刊ぐらいだと思われます)。 静岡県では製茶での放射性物質の測定結果が6月7日から一部掲載されていますから、静岡県のHPを見ていれば隠蔽する意図があるとはとても読めないでしょう。 6月6日の時点で公表しようと思えばできたわけですが、それはどうなのでしょうか? ところで、以下は朝日アピタルさんのつぶやきです。 不安を広げないようにする施策が、逆に不安を広げてしまう好例ですね/放射性物質検出、静岡県が公表を制止 食品通販業者に http://t.asahi.com/2syw #genpatsu あれだけ誤読させておいて「不安を広げないようにする施策が、逆に不安を広げてしまう好例」だって!? 朝日の記事でなくて共同通信の記事を読めば憤る人はもっと少なかったはずなんですよ。 あの記事はおそらく朝日アピタルが書いたわけではないので、こんな怒りをぶつけてもしょうがないのですが、正直にいいます。 私は、これを読んでイラッとしました(なので返信しました) 私は、朝日の記事は風評被害だと感じました。
不安を煽る書き方をしといて好例ですね、とかくぁwせdrftそりゃもうプンプン怒りました。 そこから私の最初のツイートに戻ります。 閑話休題。 今回、製茶で暫定規制値を超えてしまいましたので、県からは藁科地区の当該の業者に対して、製茶および原料の荒茶の出荷自粛・自主回収が要請されました。 暫定規制値を超えたら速やかに公表してほしい。 そのとおりです。 私も、暫定規制値を超えたものについては隠さず公表すべきであると思っています。 「らでぃっしゅぼーや」は自主検査の結果を受けて、静岡県の要求を尊重しつつ、製品を購入された顧客に対しては速やかに連絡をしており、取り扱いも中止しています。 しかし、業者に出荷自粛や製品回収を要請する前に、県がもう一度検査をしたいというのはただの時間稼ぎなのでしょうか? 生茶を加工して荒茶にすると放射性セシウムの濃度が約5倍濃縮されると言われています(リンク)。 ですが、静岡県の公表しているデータ(PDF)を見ますと、生茶から製茶へ加工する過程では、必ずしも5倍濃縮されるわけではないようです。おおよそ1.5~7倍と、濃縮率に差があります。ですので、仮に生茶でのデータがあっても、製茶で測定するまでは確かなことは言えませんから、即時出荷自粛を要請するのは難しいと思われます。 また、業者(らでぃっしゅぼーや)と県で、再検査が終わるまで公表を伸ばすことで合意が得られていますから、県が無茶苦茶な要求を叩きつけたわけでもないでしょう。 6月6日に報告を受けて9日に公表して10日に「隠蔽するのか」と叩かれる、これって正常なんでしょうか? 静岡県のお役人さんは公務員だからいわれのない批判をされてもいいんでしょうか? ここまで読んでいただいて、それでもやっぱり静岡県は卑劣だ、と思われた方はどのくらいいらっしゃいますか? この件では、出荷制限ではなくて、出荷自粛なのですよね。 おそらく、生茶葉では規制値をクリアしているからだと思います。 飲用するにあたっては生茶の10倍ほど希釈されますから、最低でも10倍程度希釈されると考えて良いと思います。今回、暫定規制値を超えたものは最大で679 Bq/kgでした。10倍に希釈されるのなら67.9 Bq/kgになります。飲料の規制値は200 Bq/kgですから、飲料用に売る分には、厳しい制限をつけられないのだろうと思われます。 ただし、飲用向け以外の出荷が3~4%あるとのことですから、そちらは実質、出荷できないのではないでしょうか(希釈されないので)。 難しいですよね。 県のお役人さんが業者の自主検査を信じてなかったわけではないと思うんですよ。 ただ、県から自粛を要請する以上は、ちゃんと検査をするべきだと思うんです。 あとで間違いでした、と言われて善意の業者(らでぃっしゅぼーや)が出してきたデータを信じただけだ、県に責任はない、なんて言われたら殴りますでしょ。 静岡県は日本の茶の約40%を生産していますから、ややナーバスになってもしょうがないかなと思います。 しかし、公表すべきことは公表しているみたいなので、少しくらい待ってあげてはどうでしょうか。 待てないほど喫緊の問題だったわけではないですよ。 6月11日追記: アピタルさんからお返事をいただきました。 少し長くなってしまうのですが、記事を分けてしまうと読んでいただけないことが多いので追記する形で紹介します。 引用するとだらだらと長くなってしまうのでTogetterにまとめました。 http://togetter.com/li/147060 さて、アピタルさんにご紹介いただいた記事を紹介します。 静岡の本山茶一部、基準超える放射性物質 出荷自粛要請(asahi.com) ↓ 放射性物質検出、静岡県が公表を制止 食品通販業者に(asahi.com) 二つは本来、一まとめの記事なのだそうです。 それにしてはずいぶんと体裁が違うように感じますが、後者の記事は共同通信社から引っ張ってきたものみたいです(コメント欄でのご指摘感謝します) 先に紹介した47NEWSの記事も一部記述が削除されているみたいで、まとめていただきました。http://thyrving.livedoor.biz/archives/3793890.html ニュースって本当に都合のいい部分を切り貼りしてるのだな、と嫌な気分になりますね。 「食えなくなる」放射性セシウム検出、静岡の茶農家(asahi.com) 前半、とても切なくなります。 「補償してもらえばいいじゃん」とかそういう問題ではないのですよ。 自分が作ったものを食べてもらえずに廃棄しなければいけないのはとてもつらいでしょうね。 さて、後半を引用します。
どうしても全数調査はできませんから、外れ値が出てくることがあります。 県の調査ではたまたま小さいものを拾った、あるいは逆に、業者のところではたまたま高い値が出てしまった、いろいろあると思います。 しかし、元々、本山茶(製茶)の数値は413 Bq/kgと高い値を示していました。 国の定めた基準は500 Bq/kgですから、それを越えてしまった(679 Bq/kg)ものが出たならば県は粛々と受け入れ、出荷自粛を要請すべきです。 なぜかというと、少しくらい越えてもいいだろう、と基準を軽視することは消費者からの不信を招くことになるからです。 規制値を超えたことがわかったらすぐに公表・回収されるシステムがあって初めて、消費者は安心して購入することができます。「安全だから大丈夫だ」と安全宣言をするのではなく、情報を提供することで消費者に選んでもらうことが大事になります(その結果として避けられてしまっても)。 生産者や業者は、規制値オーバーのものに目をつぶって売れるものは売りたいとは望んでいません。安全(国の定めた暫定規制値内)なものを提供して安心してほしい、そう望んでいるはずです。彼らは製品と一緒に信用も売っているのです。 自分が作ったものが放射能茶と呼ばれて避けられることに対して、一番悔しい思いをしているのは彼らでしょう。県には生産者や業者を守る義務があるでしょうが、それにもまして、彼らが一番大事にしているものを守ってあげてほしいと切に願います。 知事は落ち着いて、長期的な視野で見たときに、どうしたら生産者や業者が信用を落とさずにすむか、それを最優先に考えて発言してほしいと思います。 さて、少し規制値を超えていても飲用であれば問題ありません。 また、二番茶の検査結果は徐々にというところですが、製茶(一番茶)よりは小さい値を示しているようです。 無理して購入する必要はありませんが、毎年一番茶を楽しみに購入していらっしゃる方は過度に心配する必要はありません。 大量の放射性物質の放出はあまり心配しなくても良いかもしれませんが、残念ながらこの状況はまだまだ続きます。お茶では葉からの吸収が主でしたので、来年は心配ないでしょう。お茶はカリウムを多く含むので、似たような挙動を示すセシウムを取り込みやすいのです。 リスクに過度に怯えて食べるものを制限するよりも、好きなものを食べてリラックスしたいですね。栄養が偏るのも、がんの大きなリスクなのですよ。 PR
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でも・・・
ただ、この記事を見ると、赤字の部分朝日さんが捏造したように見えるけど、共同通信社さんも
黒翼猫さんへ
情報提供いただきありがとうございます。
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