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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。
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なんだかよくわからないけれど、花王や厚労省はエコナが6年前に安全性が疑問視されてから何にもやってないじゃん、みたいな話がちょくちょく出てるので書いておく。
なんで私が花王の弁解をしなきゃいけないのかわからないけど、当事者がやると「火消し乙」になるんだろうから利害関係のない善意の(って自分で言わない!)第三者がやればいいんだろうそうなんだろう。
ちなみに他にもっといい記事があるのでそっちを紹介しておく。
DAGはどのくらい危険なのか(続々・エコナはどのくらい危険なのか)(ぷろどおむ えあらいん)
DAGの危険性(安全性)について知りたいのならこちらを読むことをおすすめする。はあ…見習いたい。



食品安全委員会の最新の報告(
高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食用油等に関連する情報
(第2報:Q&A)平成21年10月6日更新
)を参考にしながら書いていく。


6年前の平成15年6月の段階において、DAGを高濃度に含むマヨネーズタイプの食品の審査が行われ、その際にDAG(エコナ)の安全性の根拠として「ラットを用いた2年間の発がん性試験において、発がん性を示す所見は認められない」ことと「炭素数14以上の長鎖の脂肪酸を2本持つようなDAGは細胞膜を透過しないという報告もある」ことから安全性に関しては問題ないとされ、平成15年9月に特定保健用食品として認可を受けている。

それ以前の平成10年5月に厚生省から食用油として特定保健用食品の認可を受けているのだけれど、ページが見つけられない。トクホの認可を取り下げたので「国立健康・栄養研究所」のページから消えてしまっていると思われる。
だけど、とりあえず一番最初に特定保健用食品としての認可を受けたとされる
ヤクルトのページを見てみると「安全性に関する評価」と「有効性に関する評価」が行われているのがわかる。
認可を受けている食品を一通り見てみたが、「安全性に関する評価」と「有効性に関する評価」はその規模は置いておいてすべてにおいて確認されていることがわかる。
特定保健用食品は、これらの科学的知見が確認され、試験結果が妥当であると判断されて認可を受けていることを忘れてはいけない。

松永和紀さんは「より高い安全性を求められているわけではない」と書いておられたが、まったくその通りである。
より高い安全性を求められているわけではない」が「トクホ以外の食品と同程度に安全性」は確保されてしかるべきだ。そして、認可を受けているものは認可を受けていないものと比較して特にリスクが高いわけではない。


少し話が逸れてしまったので戻そう。

そもそも6年前に「ラットを用いた2年間の発がん性試験」が行われており、その結果として発がん性の危険性はないだろうと考えられた。
しかし、プロテインカイネースC(PKC:タンパク質リン酸化酵素)を活性化する物質があり、PKCが活性化されることによって皮膚に対する強い発がん促進作用を持つことが知られていた。DAGではそういう知見はなかったけれど、in vitro(試験管内での反応)においてPKCの活性化に関与していることがわかっていた。
そのため、念のためにDAGでは発がん促進作用があるかどうかを確認するために「より感度の高い実験をしなさい」と薬事・食品衛生審議会が要請した。

それらの報告を取りまとめてエコナ(マヨネーズタイプの製品)を認可したのが厚生労働省。
で、薬事・食品衛生審議会と食品安全委員会の要請を花王側に伝えたのも厚生労働省。

おそらくこれが6年前に指摘された「危険性」というやつ。

その指摘を受けて花王側はこの6年の間に以下の試験を行い、

・中期多臓器発がん性試験をラットで行い、24週間経口摂取させてプロモーション作用(発がん促進作用)があるかを確認
・消化管粘膜組織のPKC活性測定をラットで行い、PKCの活性に違いがあるかを確認
・ヒト大腸由来の培養細胞においてPLC活性測定を行い、PKCの活性に違いがあるかを確認

ジアシルグリセロール(DAG)の安全性(花王 栄養代謝の研究開発)

その結果としてTAG(普通の食用油)と差は見られなかったとしている。
ポイントの一つはここだと思う。
「発がん性は見られなかった」とか「PKCは活性化されなかった」とかじゃないの?って言われそうだけれど、そもそも食品に発がん性がまったくないなんてことは証明できない。せいぜい「今まで食べてきたけど安全だったよ」程度だ。
たとえば遺伝子組換え食品の評価の一つに「
実質的同等性」というのがあるのだけど、新規参入の食品の安全性評価はこれと同じような考え方になるのではないかと考えている。
DAGを高濃度に含むエコナはTAG同様に食用油として使用するのだからTAGと同程度のリスクは許容できるはずだ。TAGの安全性は「今まで食べてきたけど安全だったよ」とされているから、TAGを指標とすることに問題はないはずだ。


6年前に行われていた危険性の指摘って、こういうことだよね。
花王は「ラットを用いた2年間の発がん性試験」をやってるじゃんかーと突っぱねることも、もしかしたらできた。
いや、そんなこと絶対にしないと思うけれど。
だけど、万が一に危険性があってはいけないから、いろいろ試験をしている。
「ラットを用いた2年間の発がん性試験」をしてるんだよ、って言えば消費者を安心させることはできただろうに、それ以上に研究している。
そういうのってどうなの。批判されるべき態度なのかな。私はそうは思わないけれど、よくわからないや。


で、今回のグリシドール脂肪酸エステルについて、もういろんなところで言われているし、私も書いた(
エコナについてメモ安全か危険かを区別できる簡単な方法はない)ので繰り返すことはしない。
ただし、花王は製品中のグリシドール脂肪酸エステル量を減らすと言っているし、製品中にあるグリシドール脂肪酸エステルの危険性については平成21年11月末までに報告されることになっていて、私も待っているところだ。

依頼している資料のうち、特に速やかな提出を求めている以下の3項目については、本年9月、第302 回食品安全委員会において厚生労働省から、本年11月末までに提出される予定であるとの報告を受けています。
① グリシドール脂肪酸エステル及びグリシドールの毒性に関する情報収集
② グリシドール脂肪酸エステルを経口摂取した場合の体内動態試験
③ グリシドール脂肪酸エステル及びグリシドールの遺伝毒性試験

グリシドール脂肪酸エステルが胃酸で分解されてグリシドールになるなんて怪しい話もWikipediaにあったけれど、
一応は批判済み。その結果はこれから出るはずだ。
仮にグリシドールができたとしてもヒトの細胞と反応するよりも先に他の食品と反応しそうだけれど推測の域を出ないので11月を待ちたいと思う。


 もし、花王が自ら特保を返上せず、再審査となっていたら-。もう一度、食品安全委の審査を経る必要があるため、事態は長期化していた可能性がある。

11月末を長期化というのならそうだけれど、待つことについて、何か問題があるのだろうか。
食品安全委員会は以下のように書いている。

Q8 エコナ関連商品は食べても大丈夫ですか。

これまでのところ、グリシドール脂肪酸エステルが含まれるDAG 油を用いて行われた各種試験等から得られた科学的知見からは、高濃度にDAG を含む食品に対して、緊急に対応しなければならないほどの毒性所見は得られていません。

現時点までに行われた試験の知見から判断するに、エコナを通常量摂取し続ける人に対して特に「すぐにやめなさい」と指導すべき理由は見つからないよ、と言っている。

消費者意識を理解していないと言われようが、だって本当に何が問題かわからない。

私が問題にしているのはエコナの良いところが理解されていないことではない。
特定保健用食品としての認可を受けたものはその安全性に関しても科学的な評価をされているのだ。
それなのに消費者委員会は「消費者が不安に思うから」という理由で科学的知見に基づいて行われた食品の安全性評価を無視するような決定を行ったのだ。
じゃあ、食品の安全性ってなんなの。
安心ってのは、確かな安全性に支えられるべきものじゃないの。
安全ってのは、科学的な知見に基づいたリスク評価によって判断されるものじゃないの。
今回の決定を、消費者の食の安心を守るための英断だという人もいるかもしれないけれど、その裏では食の安全性が蔑ろにされたのだと私は受け取った。
消費者庁が消費者の立場に立ち、消費者の安心のために他の省庁・企業に対して安全性確認を行うだけの組織ならば何も言わない。だけど、
消費者庁のHPにはでかでかと「安全」と書いてある。
安全を守るのならば、科学的評価をしてもらわないと困る。
消費者の声を代弁するのと、消費者と同じ目線でしか評価できないのは同じようで全然違う。
消費者の声は拾ってほしいけれど、消費者の意見があまりにも見当違いだったら、ちゃんと説明してあげるのが「消費者の安全を守り、安心を与える」ってことなんじゃないかと私は思う。

今回のことで、悪徳商売をしている人たちに舐められないといいけれど、というのが一番心配しているところ。
ただ、立ち上げて間もないし、まだ1回目だし、私はまだまだ期待しているから頑張ってほしいと思ってる。



花王は今回、予想以上の大きな騒ぎになってかなりの痛手を受けたと思うけれど、その流れからエコナを自主的に取り下げるのは花王にとってなんの痛手にもならなかったと思う。
11月末までに追加報告を行えれば平成22年2月に販売再開される予定だったのだから予定通りにことが運べば2月には新たにトクホを取得して販売再開できるだろう。


評価・判断すべき立場にある消費者委員会や消費者庁が消費者と一緒にマスコミに踊らされていてはいけないのだ。




以上、一通り書きたいことは書いたと思うのだけれど、いろいろ書きたいことがありすぎてぐちゃぐちゃになってしまった。何か忘れていることがあるような、ないような。


さて、6年前にすべき対応ってなんでしょうか。
一体どんな対応がされていればみなさん、満足していたのでしょう。
花王が「うちの製品安全ですよ!!1」なんて情報をHPのトップに置いておいたら多くの消費者からは「頼みもしないのになんでこんなものをトップに持ってきてんだ、苦労自慢乙」「大企業だと簡単に研究ができていいわね」とか、もしかしたら「動物実験をしていることを大々的に宣伝するってなんなの」と思われると思うのですが。
同様に、厚生労働省や食品安全委員会は必要な報告はしていると思うのですよね。
その報告をもっと大々的に知らせた場合、「国は花王を特別扱いするのか」といった不満が噴出すると思うのですがどうでしょうか。
その他に個別に問い合わせがあったとして、それには答えていると思いますよ。
だって大事なお客様ですから。
ただ、本当に答えているかどうかは私は中の人じゃないのでわかりません。

どんな対応をしていてもたぶん、納得していないですよね。
対応していないから騒ぎになっていないのではなくて、どんな対策が取られているか知らないから騒ぎを起こしているだけです。
期待していた対応って、エコナのトクホ認可を取り下げるという一択なんですよね?
残念ながら、その他の「良い対応」ってのが思いつかなかったので、こういうときどういう対応をしたら不満が出ないのか、教えて差し上げたら次の対応の参考になるんじゃないかと思います。


別に食の安全性に詳しくなくったっていいじゃないですか。
私だって趣味でやってるようなもんだもの。
私たちが気付くようなことは誰かがとっくに気付いて対応してますよ。
文句を書き込む前にググってみるべきだと思います。
私はそれで書くのをやめたことが3割ぐらいあるので(笑)
判断できなかったら保留でもいいじゃないですか。
国や(大手)企業が出している情報は、結構正しいですよ。
明らかに間違っていたら、必ず専門家がこぞって批判するはずだから、それまで判断を保留してても大丈夫。
すぐに対処しなきゃいけないもので嘘をついても国や企業にメリットなんてないから。


あと、もし、はてなのIDコールに応えていないのならそれは気付いていないだけなのでお知らせください。
今日は、一つしか来てません。


追記
このくらいの考え方でいいんじゃない?というのを見つけたので貼っておきます。

結局、うちは「別に命の別状って程危険じゃないんでしょ?危険ならとっくに
回収を呼びかけて、販
売中止にしてるでしょ?全く問題ないと思う」ということになり
使ってます。

多少楽観視している意見ですが、この程度鷹揚に構えていられればエコナだけじゃなくて他の食品のときだって同程度の判断ができそうです。
別に、科学的リテラシーなんて必要なくない?
日本ではその程度の楽観的な判断をしても問題ないくらい、安全性は確保されていると思うよ。



さらに追記
トランス脂肪酸について
議事録を読んでみたのでちょっと書いてみる。
正確にはトランス脂肪酸のくだりを含めて3分の1までしか読んでいない。
話し言葉を文章にしているので読みにくい、というか、婉曲表現にすぎて意味を取りにくいところがあるのだけど、とても面白いので読まれることをおすすめする。

エコナクッキングオイルには、表の3-2、44ページの一番下を見ていただきますとおわかりのように、総トランス脂肪酸が5.2 %と、表の3-1 で示された他の日本で市販されている植物油の0.4 から2.3 %と比べまして、高濃度に含まれております。

なるほど、6年前の平成15年6月の時点ではエコナには約5%のトランス脂肪酸が含まれていたらしい。
エコナの摂取目安は10~12.5 gだから、12.5 gを摂取したとしてトランス脂肪酸の摂取量は0.625 gとなる。

油のカロリーは1 gあたり約9 kcalなので、1日にエコナから摂取するトランス脂肪酸のカロリーは0.625×9=5.625 kcalとなる。
成人の1日平均の摂取カロリーが2000 kcalなのでエコナから摂取するトランス脂肪酸量は0.29%、
就学学童も2000 kcalってなっているが、とりあえず1日の摂取カロリーを1000 kcalと仮定した場合には0.56%となる。
WHOは食事から摂取するトランス脂肪酸の量を全カロリーの1%未満にするように勧告している。
日本人はもともとトランス脂肪酸の摂取量が少ないことがわかっていて、だいたい1日に0.7~1.3 g/人(摂取エネルギーに換算して0.3~0.6%)程度だそうだ。
トランス脂肪酸の摂取量(pdf注意)
アメリカは摂取カロリーの2.6%ほどがトランス脂肪酸だそうだから、確かに気をつけないといけない。
ところが日本ではそう躍起になってトランス脂肪酸を排除しなくてもどうやら良さそうだ。
良さそうだけれど、範囲内とはいえ、エコナを使うなら他のトランス脂肪酸に気を付けた方がいいような気がする。

ところがいつマイナーチェンジしたか知らないが、
現在のエコナクッキングオイルのトランス脂肪酸含有量は約1.3%になっている。
これって他の植物油のトランス脂肪酸含有量と変わらない。
大手の企業って、こういうところが抜け目なくて嫌よね。隙を見せたら噛みついてやるのに(笑)

さて、あと残っている問題って、最近になって判明したグリシドール脂肪酸エステルの問題だけ?
こういうほぼ解決済みの過去の問題をいまさら取り上げてくるなんてマスコミはもう少し科学リテラシーを養った方がいいんじゃないかな。
情報発信者としての責任感をもっと発揮してよ。
あと、こういういい加減な情報を鵜呑みにして疑わしきは罰せよみたいな決定を下した消費者委員会にやはり疑義をはさまざるをえない。


さて、トクホとしての有効性を検証してよってのはご勘弁ください。
私は別にエコナ自体はどうでもいいんですから。(というツンデレですね、わかります)
でも、議事録を読む限りでは「肥満気味の人や中性脂肪が多い人」にはある程度有効みたいよ?
普通体型の人にはあんまり効果がないみたい。


補足
すみません、睡魔と闘いながら書いたので誤字・脱字が多いです。
基本的に内容は変えてないのでこそこそ修正しています。

あと、
松永和紀さんの記事からの引用を直しました。
×「より安全であることを保証するものではない」

○「より高い安全性を求められているわけではない」
引用は正確に!
というか、後で調べて直そうと思って(ry すみません言い訳です気をつけます。


あ、あと、この一連の記事で
「エコナはこんなに安全なのに使わないなんて馬鹿なの?使いなさいよねっ!」
ってことを言いたいわけじゃないです。
グリシドール脂肪酸エステルに関してはまだわかっていないですし。
うちもお中元とかお歳暮とかで花王以外のメーカーの油をもらう(のを実家から送ってもらってる)のでエコナを使うことってほとんどないし、どの油を使うかなんて好みの問題だと思います。
ただ私は、安全ってものが蔑ろにされてることに怒ってるんです。

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コメントを書こうとしたら500文字制限がありました…。
っていうか、うだうだ調べながらコメントを考えてたらコメント欄が閉じてますた。
ということでトラックバックを送ってみたいと思います。

追記分)リンクを貼っておきます。魚拓です。
『有害指定表示成分』1
『有害指定表示成分』2
『有害指定表示成分』3

以下、書こうとしていたコメントです。



はじめまして。
たまに知恵袋でお見かけするのですが、今回2点ほど疑問に思うところがありましたのでコメントさせていただきますね。

まず、有害指定表示成分とは数からみても厚生労働省(旧厚生省)が定めたいわゆる「旧表示指定成分」のことですね。現在も103種類の表示指定成分が医薬部外品に表示義務として定められています。
2001年4月から化粧品(薬用化粧品を除く)は全成分表示を配合量の多い順に記載しなければいけないことになっています(1%以下のものは順不同です)。

この記事に載せている情報は少し古いように思います。
現在私たちが利用する、シャンプーやリンス、コンディショナーやボディーソープ、乳液、化粧水等はほぼすべて全成分表示であり、決して無添加の名の下に記載していないわけではありません。特に大手メーカーほど遵守しているように見受けられます。


次に、有害物質一覧とされて成分、用途、有害作用などを書かれていますが、この「有害作用」とは「製品に含まれる量で起こす作用」ということでしょうか。それとも「原料(原液)の時点で大量に曝露したときの作用」ということでしょうか。
前者であれば、そのような作用があれば製品としてはエコナよりも相当危険極まりないのですぐに出荷停止にすべきですし、後者であればもはや製品に含まれる物質の性質とかけ離れていると言わざるをえません。

どのような化学物質も摂り過ぎれば毒になります。
食塩の急性毒性量は私たちが普段摂取している量の10~100倍程度です。ところが化粧品に含まれているこれらの成分の急性毒性量は多く見積もっても1000分の1程度でしょう。
私たちが日常生活で利用している製品には「すべての人が」なんらかの症状を起こすと推定されている量の100~1000分の1しか含まれていません。
薬として効く成分も、摂りすぎれば毒にしかならないのですよ。
摂取量(曝露量)によって作用が変わることを理解するべきだと思います。

ただしアレルギーは別です。
他の人ではなんでもない量でも強い症状が出てしまうために注意が必要なのです。
旧表示指定成分リストはそのために作られました。
ところが、1980年代以降に多くの表示指定成分で皮膚刺激性、皮膚吸収性、遺伝毒性、変異原性などが調べられ、それらの試験をクリアしたものは残り、クリアできなかったものは今は使えません。旧指定成分が今もなお使えるということは、それらの試験をクリアしているということなのです。

大事なのはアレルギーを引き起こす物質を特定し、上手に避けることではないでしょうか。


少し厳しい言い方をしているかもしれません。
ただ、これだけはわかってほしいのですが、多くの人に安全なものを使ってほしいと思うのは、私もまったく同じ気持ちを持っています。
だからこそ、批判は徹底的に調べてから行うのが良いと思います。
素人が思いつくことは、たいてい専門家も思いついてとっくに対処していますよ。



以上です。
経皮毒や無添加についてはタグの「天然志向/合成批判」にいろいろ書いていますので、時間があれば読んでみても良いかもしれません。
いや、おすすめできるほどの出来ではないのですが…ごにょごにょ。


追記:
はっ…トラックバックのURLは記事のURLと違う…だと?
届いてないかもです。
リンクかあ。リンクするとあっちに流れちゃうからなあ…。うーん。考えておきます。



追記2:
ええと、魚拓貼りました。
そっちへどうぞ。
自分が女だからって侮られることが嫌いなのに女の子に対して甘いのは、ある意味では女を差別してるってことなんだろうなあ…はぁ。
だけど善意の行動なんだもん。
これが男だったら「ああん?関係ねぇな」とか言えちゃうだろうことも容易く想像できる自分に自己嫌悪。

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砂糖に依存性が?砂糖に依存性が?その2の続き。

本記事は2008年12月16日に作成。


(いきなり追記)
証明されたという記述が気になったので。
他のブログやら日記を見てると科学的に証明されたという言葉が一人歩きしているように見えます。
証明されたと言ってますが、論文ではestablishとかevidenceとかdemonstrateとかは使ってません。(demonstrateは「~の兆候を
示す」という意味では使っていても証明の意味では使っていません)
たいていは論文ではWe suggestとかWe findとか使います。(自分たちでは結果に確信があってもです。ケチをつけられるし、簡単にひっくり返されますからねぇ…)
今回の論文でもmay~かもしれないとsuggest~を提案する、示唆するとちゃんと書いてあります。
Hoebel教授ご本人が取材に対して(あるいは会議で)なんと言っていたのかはわかりませんが、論文自体に言いすぎているところはないとだけ言っておきます。
といっても1本しか読んでないんですが。(ある程度査読というシステムを信用しているので。ただし雑誌のレベルは確認しておいた方がいいと思います)

ただし、学術の世界では対外的には慎重に、対内的(同僚じゃなくてお上に対して)には積極的に報告する傾向にあることも付け加えておきますね。

この論文で合ってるのかわからないけどとりあえず少し読んでみた。

雑音がうるさかったのであまり丁寧ではないですが一旦区切りをつけるために必要最低限だけ。

とその前に、空腹時に砂糖を大量摂取するという記述について。

Rats were maintained on 12-h deprivation followed by 12-h access to a 10% sucrose solution and chow for 28 days, then fasted for 36 h.
本実験では28日間、10%スクロース溶液と固形飼料を12時間おきに(12時間摂食+12時間断食)与えたのち36時間絶食させた。

という私の訳が違うんなら以下の私の解釈はまったくの役立たずになります。
ということを念頭に置いてどうぞ。

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砂糖に依存性が?の続き。砂糖に依存性が?3に続きます。

元記事は2008年12月15日に作成。以下転載。



甘党は砂糖中毒?砂糖に麻薬なみの依存性があることが明らかに(GIGAZINE)

プリンストン大学のBart Hoebel教授らは数年間にわたりラットを使った
砂糖依存症の研究(pdf)を行ってきました。これまでに依存の3大兆候のうち2つ(摂取量の増加および離脱症状)が確認されていましたが、今回渇望と再燃が確認され、依存の診断基準がそろったとのこと。

今回の報道は2008年12月10日の報告書が元になっているよう。

実際にBart Hoebelを
PubMedで検索してみるとゼロ件ヒット。そんなバカな、と思いつつHoebelで検索するとたくさん出てきて、その中のHoebel BG.で検索すると4番目ぐらいにSugar bingeing in rats.(2006)という論文が出てくる。ラットにおける砂糖の過剰摂取といったところだろうか。
全文を読んでみたいが私の環境では読めないのでAbstractしか読めない。


Curr Protoc Neurosci. 2006 Aug;Chapter 9:Unit9.23C.
Sugar Bingeing in Rats.
Avena NM, Rada P, Hoebel BG.

Princeton University, Princeton, New Jersey, USA.

Abstract

Bingeing behavior is characteristic of many eating disorders. This unit describes an animal model of sugar bingeing. This model has been used successfully to elicit behavioral and neurochemical signs of sugar dependence in rats, e.g., indices of bingeing, withdrawal, increased intake after abstinence (deprivation effect), cross-sensitization with amphetamine, and increases in dopamine release in the nucleus accumbens due to repeated bingeing.


とりあえずここまで。
あとで追記する。

追記
と りあえずAbstractを読んだ限りでは2006年の研究を今回報告したのではないかな?と思うのですが、Current protocols in Neuroscienceはうちの学校で購読してないので読めないみたいです…。Current protocols in cell biologyなら医学部にあるらしいんですけど。
そこまで怪しい研究には見えないんですが、なんせ量や詳細な条件について一切記載されていないのでどこまで信用していいかわからない(汗)

追記2
あったあったありました。たぶんこれですね。
とりあえず記事に学者名を愛称で書くのをやめろと。
After daily bingeing on a sucrose solution, food deprivation induces anxiety and accumbens dopamine/acetylcholine imbalance.Avena NM, Bocarsly ME, Rada P, Kim A, Hoebel BG.Physiol Behav. 2008 Jun 9;94(3):309-15. Epub 2008 Jan 16.

Corrsponding Authorの名前はBartley G. Hoebel、おそらくこれがビンゴでしょう。
この記事は私の環境では全文読めますがとりあえず暇がないのでダウンロードのみ。
Material&Methodぐらいは読もうかな。とりあえず10%(w/v)のSucrose solution(砂糖水)らしいです。

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ちょっと書くことがないので(いえ、調べ物はいろいろしようと思ってるんですけど…ごにょごにょ)昔の記事を転載しておきます。
どうせいつかはこっちに持ってくる予定だったので。

論文はまだ読みきってないんですが、5月頃の私が「夏休み頃に読むかな~」とか言っててびっくりした(笑)
えー………うーん……読むべきですか?

以下転載分。元記事は2008年12月11日に作成。



うーん、これは砂糖ではなくアスパルテームやスクラロースの使用を促進するための大陰謀に違いない!

すみません、大陰謀って言いたかっただけです。


砂糖に依存性あり、ラットで証明=米研究(mixi)

[シカゴ 10日 ロイター] ラットを使った研究で、一般的には既に広く認知されている「砂糖に依存性がある」ということが科学的に証明された。

 米プリンストン大のバート・ヘーベル氏は10日、アリゾナ州で行われた米神経精神薬理学会議で「砂糖の大量摂取は、薬物乱用と非常に似た作用を脳に与える可能性がある」と発表した。

 砂糖水を大量に与えたラットでは、薬物乱用時に人や動物に見られるのと似た行動や神経系統への変化が確認され、「禁断症状や、砂糖を非常に欲しがるような長期的な後遺症の兆候さえ示した」という。



ラットの結果を出してるってことは身体的依存性の話なんだろうけど、
①大量摂取ってどれくらい?
②砂糖以外の条件は大丈夫?
③後遺症って具体的にどんな症状?
④=①それは人間が摂取可能な量なんでしょうね?

たとえば餌には炭水化物が十分に含まれていたのかとか、栄養が足りてなかったとかそこは基本だからちゃんとクリアしてると思いますが。
大量摂取だとおよそ普通には摂取できない値ってこともあるわけで。


日記とか見てると精神的依存と身体的依存をごっちゃに語ってる人が何人かいますね。
というか、あの食育の……
ちょwwww食育冊子wwwwwが今ここで脚光を浴びるのではw白い麻薬と言うんだよ!


追記
そうそう言い忘れてました。
論文が出ているかはまだ調べてませんが、学会発表レベルってのはまだ間違っている可能性もあります。ある意味開かれたピアレビューの形で軽く査読を受けているようなものですよね。良識のある学者さんは「まあ発表できるレベルの実験はしてる」というものを発表しますが、そうじゃない人もいます。
これがそれに当てはまるかはわからないですが、それに当てはまる可能性もあるので「砂糖、危ない」と思うのはまだ早いと思います。
むしろ、危険性を知れば上手に使っていけるので望ましい報告であるともいえますね。
ゼロイチ思考(白黒思考)の人が「砂糖、危ない」って言うんじゃないかと心配です。

砂糖に依存性が?2砂糖に依存性が?3に続いています。

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