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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。
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404 Blog Not Found:「科学者よ、責任を果たせ」 - 書評 - 大槻教授の最終抗議を読みました。
大槻教授の経歴についてはおおむね知っているので置いておいて、

>理工学部でいえば、教授一人につき年間八〇〇〇万ぐらい。ちなみにアメリカの理工系科学者のそれは、平均六〇〇〇万円ほどである。

にちょっと突っ込み。
ああ、理工学部って金持ちなんですね。
うちの研究室はNEDOや企業と連携していて、実験機材も結構豊富にそろっている方(蛍光顕微鏡、HPLC、超純水装置、AKTA(タンパク質自動精製装置)など、あと製氷機があれば研究室出なくてもほとんどの実験が可能です)ですが研究費は一桁少ないです。科研費が少なくなったのも影響してますが、たぶん1/20ぐらいです。
すごいところになると一年間の寒天代で研究費のほとんどが消えてくところもあります。
確かに基盤Bのお金が支払われているけど、あれで秘書や技術職員を雇えるわけがない。どう考えても月2回・5時間ぐらいしか雇えません。

>国や社会から手厚く保護されている科学者
なんて一握りしかいないと思いますよ。
海外の研究者の方がはるかに研究環境が整っている(雑事を引き受けてくれる人がいる)という点も忘れてはいけません。
技術職員さんも雇えないくらいにお金を節約して、マスターあたりがセール期間にチューブ(約2.5円/本)やらチップ(約1.5~3円/本)やらを買ってるんです。教授は研究以外の雑事が忙しくてそういうのを管理している暇がないんです。
それでもうちの研究室ではチップを再利用しないですむくらいお金があるので良いですが、チップを再利用する研究室もたくさんありますよ。

ドクターとマスター合わせて10人の研究室がポスドクを30人以上抱えている(その下だと100人単位)研究室と同等の成果を出すためにはどれだけ頑張らなきゃいけないか。ほとんどの日本の研究者には余裕がないです。
だから科学者に責任を負わせようとするのは酷だと思います。
ほとんどの研究者は自分の研究成果を発表するときにごく控えめに本当に研究ではっきりとわかったことしか強く言いません(そのかわり今後の展望は大きく言う傾向にあると思う←研究費のために)。それで許してください。
大きく動けない代わりにデマにならない努力をしている、それだけでとりあえず許してはくれませんか?
それよりも私はマスコミのいい加減な報道の責任のほうがはるかに大きいと思います。

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