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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。
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今日、菌株依頼に応えて送付用に培地ごと入れてよし完了!で先生に渡せませんでした。
鍵かける前にその部屋の中に入れるだけでしょーが!
っていうかさ、枯草菌を冷蔵庫に入れようとするのやめようよー。コールドショック起こすよ?

それはさておき、研究員さんと話してて「どこに送るのー?」って話になったので
「どこに送るんでしょうね?実はよくわかりません(又依頼=依頼主→教授→准教授→私なので)。でも日本だと思うんですよね、『〇〇さん(日本人)の件』って書いてあったので…」
って言ったら
「それ、きっと××(イギリス)のところのポスドクだよ!」
「ええー!?」
という展開になったのです。

まったくわかりませんね(笑)

守秘義務とかあるので送り先とか株の種類とかは言えないんですけど、ようは研究的にライバル関係にある研究室の人が堂々と株のリクエストをしてきたよって話なんです。私は「知らない研究室だなー」ってのんきに構えてたんですけど(笑)
当たり前なんですけど論文には株の構築法も書いてあるので他の研究室にばれないように自分のところで作って同じ実験をすることもできます。これの意味するところって
 
1.株を作るのが面倒くさい
2.同じ株を使って反証実験をしたい(うちの論文に文句付けたい)
3.
相手にばれても物量作戦でなんとかなる

だいたいこんな感じで、私も研究室のメンバーを調べたことあるんですけどポスドクが20~30人いて、ドクターがその倍ぐらいいて、その後は恐ろしくなって見るのをやめたんですけど(苦笑)
何が言いたいかって3は絶対当てはまるよなーってことです。
うちの研究室はこれでも学内で人数が多い方なんですけど、研究員さん1人、ドクター1人……あと戦力外みたいな。

で、送った株がちょうどその研究員さんの研究とかぶる領域なので思わず
「うわーもう私、いまの実験やめたい!だって絶対勝てないもん」
って言ってました。
確かにね…。同情します。
でも
「先生に研究報告に行って送るのちょっと妨害しようか。1週間ぐらい遅れないかな~」
って可愛い(笑)あの研究室にとって1週間ぐらいどうってことないでしょうに。でも気持ちはわかりますよ!かなり嫌味なリバイスを2回も受けましたしねー。


ま、ここまででわかるようにライバル関係とかおこがましいんですけど、たぶんあそこはいろんなところとライバル関係にあってよく当てつけた論文とか出してくるんですよー!その割に質より量っていう評価がされていてちょっと可哀想なんですけど。

それにしても先生は依頼に応えることでメリットがあったんでしょうかねー?
いつもあんまり乗り気じゃないのに今回はすごく速くて、私のところに来てからまだ5日も経ってません。
っていうか1か月以上前に別の方のために用意した株をまだ送ってないらしく干乾びたそうです……先生。

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いくらタバコが有害で非喫煙者に対してもリスクがあるからといって喫煙者自身を叩くのは間違っています。

批判されるべきはどんなところでも好き勝手に吸うという「行為」であって「喫煙者自身」ではありません。リスクについて十分に理解しているのならば自分で責任が取れる範囲で喫煙するのは自由なんです。また、喫煙者の大多数はマナーを守って喫煙している人たちです。確かにポイ捨てや喫煙場所以外での喫煙など目につきますが、すべてをひとくくりにして喫煙者すべての人格を否定するような批判は避けるべきです。
そのような批判は同じ非喫煙者からしても迷惑で、分煙・禁煙の促進の妨げになります。


正直、私はリアルの方が過激派で、喫煙してる後輩に対して「タバコはありえないよね」みたいな発言を平気でします。
それでもマナーを守っていれば何も言いませんし、行動批判はしても人格非難はしません。
これ、両者を神経質なまでに分けている側からとしては混同されるのはとても不愉快です。
タバコを吸わない人(あるいは積極的にコミットする人)は嫌煙者というレッテルを貼られた上に嫌煙者の言うことは極端で人格非難しかないから聞き入れる価値はない、なんて言われた日には目も当てられないですからね。

って釣り質問だって分かってるけど、だからって質問を取り消さないでもらえますー?

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TSUBAKIの界面活性剤成分は石油系だ!ってしれーっという人がいるのでいっそ問い合わせようかと考えてるのですが、そもそも石油系の何がいかんのですの?
たとえばFAQにある

Q:合成された成分よりも、天然成分のほうが安全なのですか?

A:天然成分のすべてが安全というわけではありませんし、合成成分のすべてが肌によくないというわけでもありません。

一般に、天然・自然のもの、動・植物系のものは安全で、合成されたものは危険、というイメージがあるようです。
しかし、かぶれを引き起こす「うるし」のように、天然成分のなかにも明らかに危険な成分があります。
同様に、合成成分にも危険なものはありますが、原料の組成がはっきりしていないものが多い天然成分と比べて、合成成分は原料の組成がはっきりしています
そのため、「肌によくない成分を取り除く」という点では、合成成分のほうが安全性が高いと考えられます。化粧品に配合されている成分は、すべて厳しい安全性の確認が行われたものです。天然成分、合成成分にこだわらず、安心してお使いください。

合成された成分よりも、天然成分のほうが安全なのですか?

太字は引用者による

とか

Q:鉱物油はシミの原因になると聞いたのですが…

A:鉱物油とは、石油を精製して得られる油のことです。日本では、第二次世界大戦後に原料事情の悪化から粗悪な鉱物油を使った化粧品が市場に出回った時期があ り、これを使用した人が油焼けを起こしたといわれています。そのため、鉱物油がシミの原因であるという誤解が生じたと考えられます。
しかし現代では、当時の油焼けの原因は鉱物油そのものにあったのではなく、「粗悪な鉱物油に含まれていた不純物」にあったと科学的に立証されています。鉱物油のひとつ であるワセリンが、皮膚科専門医がパッチテストを行う際に使用されていることからもわかるように、不純物を完全に取り除いた鉱物油は安全性の高い油分で す。安心してご使用ください。

鉱物油の安全性について

とかは結構うなづけます。
どんな成分か、組成、精製度はどうなのかが重要であって原料ってそんなに重要じゃないよなーと思うんです。もちろん、不純物を取り除く設備がない小さな工場になると原料も気にしなきゃいけなくなるのかもしれないですけど。

で、今回はラウレス硫酸ナトリウムの原料を調べに行ったんですがやっぱりよくわかりませんでした。

たとえば資生堂の化粧品と成分情報(IE6、IE7のみ閲覧可能)の中の「資生堂の品質と技術」のページはすごいですよー。
「安全性、安定性のために」では上記のワセリンをはじめ原料に使用する油の精製度を上げ不純物の量を減らす努力をしていることが書かれています。ということで石油原料もしようしてますね。
「資生堂の安全性保証」では化粧品メーカーとしての資生堂の姿勢、安全性確保のために研究開発、検証などを行っていることが書かれています。

「これらの研究成果は(中略)幅広く活用されるように学会などで積極的に公表しており」
いいなぁ見てみたいなぁ。学会は農芸化学会ぐらいしか入ってないうえにお金がないので見にいけないんですよねー。でもたしかによく名前を聞く会社の人が発表してるのはよく聞きます。

しっかしいいコンテンツなんだからIE縛りやコピペ禁止はやめてほしい。
情報保護がかなり徹底してます。もっと積極的に公表してほしいなぁ。


というか、大きな企業ってなんでこういう大事なページを見つかりにくい、探しにくいところに置くんでしょうか。
個人的にFAQも探すのに苦労します。

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すごく……長いです。
しかも(削るのが面倒くさい語感や意味が変わってしまうと怖いので)削ってないですし、うまくつなげているかわかりません。私が読んで、こういう風につながっているはずだ(私のコメントにはアンカーが多いので比較的つなげやすいですがcecilさんのコメントがどこにつながっているかつかみかねている部分がある可能性がある)という推測の元に作っています。
読みにくく、また前後がつながっていないようなところも多々あると思いますが、わかりにくいところ、間違っているところ等ありましたらご指摘ください。

対話者の片方が編集しているので知らずに恣意的になる可能性がありますがコメントはすべて公開されていますので間違い・勘違い等ありましたらご指摘ください。



以下赤字は私(むいみ=haresora38)のコメント、青字はcecil_scott_foresterさんのコメント、黒字は引用者による注釈です。


”科学が不適であるならば使うべき物差しはなんですか?”

”個人的体験と通常の手段とは認められない方法で得たとさる知識、そしてそれらを解釈する《各個人の理性と論理》によって導かれた確信”
ということになります。
これではharesoraさんが納得される答えではないことは間違いないでしょう。
そうするとかつて私自身が辿った道程がそうであったように、その確信に至までの過程を順序よくかつ根気よく一つ一つ煉瓦を積み上げて大きな建物を建てていくようにお話しするしか他に方法はありません。
それはとても2000字に収まる様なものではないのです。

>個人的体験と通常の手段とは認められない方法で得たとさる知識、そしてそれらを解釈する《各個人の理性と論理》によって導かれた確信

すら一部は科学に包括可能だと私は考えています。
たとえば『個人的体験』の検証をするとしたら科学的方法論が有効であると考えます。
『通常の手段とは認められない方法』が後に科学的に妥当だと考えられる方法になる可能性もあります。
おそらく問題は『解釈』と「論理の展開の仕方」なのだろうと思っています。


この時点でcecilさんから示されたのは個人的な体験とそれによって得た(主観的な)知見ですよね。それもスタートとしては問題なく、その解明方法は科学的方法論が有効であるのではないかと提案しています。


誤解のある点は解消しておきたいのですが、この問題を解決するに最も適する物差しは”科学”です。
不適なのではなく、あまりにも科学が唯物論的な自然科学的証明に偏りすぎていて、個々の個人の無数と言って良い体験や臨死体験、生まれ変わりの研究、そして管理された条件で行われた交霊実験による検証などを非科学的として排除しようとする、その自然科学万能主義に問題があるのです。
なお、私にとって”科学的”とは論理的ということであり、つまり科学的思考に基づく検証手順、実験方法などは私にとってもこの問題を解明するための最も重要なツールです。
つまり科学そのものが不適であるというより、現状の社会に蔓延している唯物論的世界観だけで科学を用い世界を解釈することが不適なのです。


上下のコメントの間に本来ならかなりのコメントのやりとりがありますが、私はこの時点から同意が得られたものとして科学的な態度でこの議論に臨んでいます。



 
5 (科学が不適であるならば使うべき物差しはなんですか?)に関しては、これはもう私の視点からは科学的方法を提示するしかないですし、科学ほど「客観性」を重視するものはありません。でも「客観性」だけではダメなんですよね。超常現象のほとんどが体験談や主観を元にしていますよね。私は別にそれでもいいと思っています。その話の真偽を検証するためのスタートが体験談や主観でもいいと思ってます。ただし「何かがある」といいたいのならやはり誰もが納得しうる手続き(方法)を提示する必要があるでしょう。
私が超常現象関連においてもっとも忌避しているのは「先走った断定」と「「検証の拒否」です。
私は、超常現象の99%以上が現在の科学でも説明をつけることができると考えています。しかし、1%以下の中に、あるいは説明をつけた中にもっと 違う、それこそ超自然的な現象があるのではないかとも考えています。


・科学的視点

科学は「客観性」を重視する。
しかし超常現象は主観を元にしている。
立場上科学的視点からの納得と理解をしたいが、主観的視点も真偽を検証するためのスタートとしては認めざるを得ない。
ただし「何かがある」と主張するならば客観的な手続き(方法)を提示する必要がある。
超常現象関連においてもっとも忌避すべきは「先走った断定」と「「検証の拒否」である。
超常現象の99%以上が現在の科学でも説明をつけることができると考える。
しかし、1%以下、あるいは科学的説明がなされた中にも超自然的な現象がある可能性も考えうる。

これらを更に疑問の提議の形にすると。

1.科学は客観性を重視する。
“科学的視点以外(主観)”から超常現象を説明するならば“客観的(科学的)”な手続き(方法)を提示すべきである。


うーん、ちょっと違います。
科学的な検証を行っているものでもその始まりは個人の「思いつき」や「ある些細な現象に着目すること」だったりします。だから主観から始まるのは悪いことだとは思いません。
ただし何かの「存在を主張」し、それを「認めさせたい」のならばそこにはある一定の手続きが必要であり、現在最も使われておりなおかつ成果をあげているのは科学を置いてほかにはない、ということです。だから客観的な手続きとして科学を挙げているのであって、それが科学として若干邪道でも(科学の範疇から外れても)使う価値があるのならば使っても構わないと思っています。ただしその場合はその方法を使う「必然性」と「蓋然性」を説明すべきであると私 は考えます。

二つ続けてご覧ください。


 
ですが現在の超常現象の議論においては肯定派はすべての現象が超常的な力(存在)によって引き起こされているかのように言い、否定派はそれらすべてを(一見合理的な説明で)否定します。これでは意味がありません。

・超常現象に関する議論の現状

肯定派はすべての現象が超常的な力(存在)によって引き起こされていると説明。
否定派はそれらすべてを(一見合理的な説明で)否定している。
今回のこの議題において行いたいことは真実を見つけるためのふるい分けの作業であり、根拠を提示しない軽率な断定の否定である。

これらを更に疑問の提議の形にすると。

2.肯定派はすべて超常現象と説明しその根拠を明らかにしない。
一方、否定派は科学的に一応合理的な説明を行っている。
肯定派も根拠を提示しない軽率な断定はやめて合理的な根拠(科学的)説明をするべきである。


この元の私の文章は肯定派と否定派は対で書いてあります。

肯定                  中立                否定
←―――――――――――――――――――――――――――→
完全肯定派      肯定派          否定派      完全否定派

たとえばこのようにバロメータがあった場合、肯定派=完全肯定、否定派=完全否定を示しています。
つまり「科学的に説明が可能なこともすべて超常現象として信じ込む人がいる」ように「一見科学的(だけども現象の解説にはなっていない)なふりを して『科学的に解明されていない』と否定する人もいる」、こういう言い合いは(私も含めて)本人たちは言ったつもりになっているけど「ほとんど意味(価値)がないですね」と言っています。
そしてこれではいけませんね、と言っています。

となるのですがこの1と2の文章をみると自家撞着に陥っていることが分かります。

結局1は主観的現象であると認めていても最後は客観的すなわち科学的な根拠を求めていることがわかります。
2もやはり否定派は正しいか間違っているかはともかくとして根拠には科学的合理性が認められ肯定派よりその主張において優れていると考えていることが明らかです。


自家撞着に陥っているでしょうか?
1と2について論理的不整合性があるように見えないのですが自分の意見だから分からないだけでしょうか。教えてください。
また、こういう提示の仕方は卑怯なんでしょうか?
その場合は各パラグラフの赤と青のコメントを上から一つずつ読んでください。



以下同じコメント欄からのやりとりが続くのですが長いのでテーブルは挿入せずに(必要があれば入れます)続きに書いていきます。

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Wako特級の塩化ナトリウムでも固まってしまったんですけどどうすりゃいいの。
やっぱり脂肪酸ナトリウムの生成ですかね。

前回からの続き。

スーパーに行ったところ20種類ほどの食塩・岩塩があったんですが、海水を天日干ししたり煮詰めたりというのだったりなぜかイオン交換法使ってるのに炭酸カルシウムや塩化マグネシウム足してたりして純粋な塩化ナトリウムが手に入らなかったので、とりあえず純度の高いもので試してみました。

そうしたら、固まっちゃいました。
ミヨシの無添加石鹸の原料は動植物性油脂ですよ?

Now Googling……

どうやら、塩交換というのが起こるらしいのです。
脂肪酸塩にマグネシウムやらカルシウムを加えると金属石鹸ができますよね。
それと同じく脂肪酸カリウムにナトリウムを多量に加えると脂肪酸ナトリウムになるそうなんです。
んー…ってことはできた固体(塩)が泡立てば脂肪酸ナトリウム、泡立たなければ金属石鹸ってところですかね。あとで泡立ててみますね。


しかし塩交換となると本当に「石油系合成界面活性剤の見分け方」じゃなくなりますね。
ここまでに、

1.石油と塩を混ぜただけでは塩化ビニルはできないこと
2.洗剤と塩を混ぜて塊ができるのは石鹸成分を含むものであり、金属石鹸あるいはナトリウム塩が生成されているであろうこと

を証明しました。
あと一つ、

3.石油系界面活性剤と塩を混ぜて塊ができないこと

を証明しなければいけないんですけど、ちょっとSDSの在庫の関係で学校からパチ拝借…うん、まあちょっと用意できなくてですね、まだやってません。化粧品はもしかしたら植物原料だと思うんですけど、工業的には石油原料だと思うので試薬がいいかなーと思っています。
ただ、SDSは沈殿ができやすいので心配です。何%ぐらいがベストなんでしょうね?
10%は溶かすのが大変なので0.2(cmc以下)、0.5、1、2、5%ぐらいでやってみようと思います。普通、2%も入ってないんじゃないかなぁ?と思いつつありえないところもカバーするのが実験なんですよね。


というわけで3の実験をして結果を見てからまとめ記事を作ろうと思います。

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