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日常に潜む疑似科学的なことをメインに食指の動く方にのらりくらりと書いていく雑記です。
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進化論は真っ赤な嘘?!(クリスチャントゥディ)という記事が話題になっていたので読みました。
晩年にダーウィンは改心したとかいうネタはもう使い古されているので私は反応しようとも思わなかったのですが、以下の記述が気になりました。

日本ではダーウィンの思いついた「進化論」が絶対的な科学的真理としてまかり通っています。 

実は、「進化論は真っ赤な嘘だ」と主張する科学者が世界中に激増しているのです。 

最近では、日本のノーベル物理学賞受賞者・素粒子研究の世界的権威の益川敏英氏(京大名誉教授)やノーベル生理・医学賞受賞候補者・iPS細胞研究の世界的権威の山中伸弥氏(京大教授)がいます。

「『ヒトは猿から進化したのか、それとも神が造ったのか』と聞かれれば、日本人はなんとなく『猿から進化』という方を信じるが、それはなんの根拠もない」と、二人の対談で語っています。

進化論は真っ赤な嘘?!(クリスチャントゥディ)

これはもう実際に読んでみるしかないと思い、
「大発見」の思考法を読みました。


結論から書きます。
山中氏と益川氏が『「進化論は真っ赤な嘘だ」と主張』しているというのは真っ赤な嘘です。
記事を書かれた佐々木満男氏も
コメント欄で「確かにそのような発言はしていない、誤解を与える記述であった」と認めて記述を訂正しています。

しかし、お二人の対談での進化論に関する発言が非常に危ういのも事実です。


以下、少し長くなりますが誤解の余地を与えないために進化論のだいぶ前から引用します。

少し長くなりますが、まずは益川氏の宗教観に関して理解するために少し前のところから引用してみましょう。

以下、強調はすべて引用者による。

益川敏英氏(以下:益川氏):ぼくが積極的無宗教なのは、「神」というのが、自然法則を説明する時によく出てくるからです。たとえば、「雪の結晶には一つとして同じものがない。実に不思議だ。なぜこんなものが存在するのだろう」と誰かが言った時、「神様がお作りになったのだ」と、神を引き合いに出して説明するのが、いちばん手っ取り早い。

山中伸弥氏(以下:山中氏):そうですね。

益川氏:人間というのは、あらゆる自然現象に対して、「これはどうしてなのだろう」「あれはなんだろう」と疑問を持ち、なんでも説明したがる生き物です。そして、答えがわからない時、「神がそういう性質を与えた」「神がそう決めた」ということにすれば、とりあえず問題は解決したように思えます。それが宗教です。
しかし、近代科学の考え方は、まったく違います。
答えがわからなければ、わからないままにしておけ。いつか、わかる時期が来るだろう。それまで気に留めたまま待とうじゃないか――というのが、近代科学の基本的な姿勢です。
せっかちに答えを求めなくても、「これは未来の問題として残しましょう」と言えば、それで済むはずなのに、今すぐ白か黒か割り切ろうとするから、神様のところに行くしかなくなってしまうんです。
僕が言う積極的無宗教とは、「雪の結晶は神様がお作りになったのだ」と言う人達に対して、「その答えを神様に求めなきゃいかんほど、あなたの理性は単純なのですか?それぐらいの答えだったら、いくらでも考えられますよ」と、異議を申し立てることなのです。

これは「積極的無宗教」のすすめの後半部分です。
前半では山中先生が「苦しい時の神頼みはよくします(笑)」なんて言ってます。このパラグラフは益川氏の無宗教者宣言のようなものですね。
そこから「進化論」の話につながります。

ないものを信じさせる宗教の「嘘」

益川氏:ぼくのような物理屋から見ると、宗教がいちばん重要視するのは、人々を入信させるという「結果」であるように思えます。つまり、「論証の過程」は必要とされていない。これは近代科学の考え方に真っ向から反します。
別の言い方をすれば、自分達の宗教を信じさせ、入信させるためには、いくらでも嘘を言っていい、ということです。僕はすべての宗教を検証したわけではないけれど、確かに宗教というのは、おおむね、嘘を言っています。
(中略:旧約聖書の創作性について。旧約聖書に従うと)人類の歴史は、せいぜい六千年かそこらしかならなかった。もちろん実際には、それよりもっと昔から人類がこの世に存在したことは、すでに色々な事象により明らかになっています。僕は、嘘をつくのは大嫌いなんです。

山中氏:益川先生がおっしゃるように、科学には神学的な説明がつけられることが多いですね。特に生物学は、歴史的に見て、キリスト教との葛藤という宿命がつきまとっています。たとえば、アメリカでは今も人口の約半分が、「進化論」を信じていないといわれています。

益川氏:そういう話を聞くと日本人は、「進化論」を信じないなんて怖いな、と思うかもしれませんが、実は、「進化論」を信じるのも、ある意味では怖いことなんですよね。

山中氏:はい。なぜなら、「進化論」はまだ誰にも証明されていないからです。なぜか日本人は、人間はみんな猿から進化したと信じていますが、証明はされていない

益川氏:ちなみに最近は、「進化論」と言うと怒られちゃう。今やれっきとした学問なのだから、「進化論」ではなく「進化学」と呼ぶべきだ、と。それはさておき、「ヒトは猿から進化したのか、それとも神が作ったのか」と訊かれれば、日本人はなんとなく「猿から進化した」というほうを信じますが、それは何の根拠もないわけです

山中氏:そのうち、ダーウィンの「進化論」は間違いだった、ということになるかもしれません。

益川氏:ダーウィンの「進化論」では、個体に生じるランダムな突然変異によって生物は進化した、とされていますが、京都学派の文化人類学者、今西錦司先生は、「種は進化に対して主体性を持っている」という説を展開しました。つまり、生物は「変わろう」と思った時に変わった、主体的に変わったのだというのです。まだダーウィンの「進化論」は実証されていませんから、まだどちらが勝つかわからない。


この二つの引用文から何がうかがえるかというと、

1.益川氏は「進化論は実証されていないから今西進化論と同程度の信憑性しかない」と考えているということです。

この同程度、とは「今西進化論はダーウィンの進化論程度に証拠がある」という意味ではもちろんありません。「ダーウィンの進化論は今西進化論と同程度にしか証拠がない」と考えているということです。しかしそれは事実ではありません。

2.お二人はどうも進化学全般にお詳しくないご様子。

ダーウィンの進化論はともかく、木村資生氏の
分子進化の中立説についてどれだけ理解されているのでしょうか?
益川先生は物理学者なのでまあ仕方ないとしても、山中先生は生物分野のトップを走っているんですから「なぜか日本人は、人間はみんな猿から進化したと信じていますが」なんて言っていてはダメでしょう。
正確には、「
ヒトはサルと共通の祖先を持っており、それぞれに進化をしてきた」のです。
また、サル(と共通の祖先)からヒトへ進化した証拠としては、中間化石がたくさん見つかっています。最近はゲノムの類似点や相違点などから進化の分岐の時期の類推も行われています。

たとえば
このページをご覧ください。進化の系統樹といわれるものです。
代表的なものだけを見ても枝が複雑に分岐しているのがわかるかと思います。進化は決して一本道ではないのです。

さらに、進化の証拠についてですが、実は数年前に
44000世代の培養で新しい形質を獲得した大腸菌の話がありました。これはフラスコレベルですが再現性があるそうです。また、暗闇で56年間、1300世代飼育したショウジョウバエの求愛行動に変化がしたという報告もありました。


このように、ダーウィンの提唱した時点の進化論から、まさしく「進化学」と言えるレベルまで発展していますが、ここまで発展しても大多数の進化学者からは「ダーウィンの進化論は真っ赤な嘘だ」という話は出てきません。



さて、ここで本題に戻ります。
山中氏は「進化論」はまだ誰にも証明されていないとおっしゃっています、益川氏は「ヒトは猿から進化したのか、それとも神が作ったのか」と訊かれれば、日本人はなんとなく「猿から進化した」というほうを信じますが、それは何の根拠もないわけですとおっしゃっています。
確かにこれは現在の進化論を知っている人からみると「勉強足りなさすぎ」なんですが、両氏がそう考えていたとしても本来なら別に困らないわけです。「ああ、お二人とも進化論に詳しくないのね」と思うだけの話で。

でも、両氏の無知をあろうことか「
世界的な権威が言ってる!進化論は絶対的な科学的真理でも何でもない!」とか言い出す人がいたわけですよ。それが問題でした。(ていうか進化論を絶対的な科学的真理だと言っている人って誰?ただの科学的事実でしょ)
私が記事にしようと考えたのは、積極的無宗教の益川氏にとって創造論者に肯定的に扱われることほど屈辱的なことはないだろうな、と考えたからです。
この方には同書内の益川氏の言葉を贈りたいと思います。

壮大で奥深い自然現象を前にした時、科学者なら当然、徹底的な批判精神をもって接するべきです。「超常現象」や「神」に説明を求める輩など、いうまでもなく、まったく信用できない。なぜこういう現象が起きたのか、あらゆる可能性を考えなければならない。

生物の進化という自然現象を前にして、安易に「神」に説明を求める佐々木氏に引用されたと益川氏が知ったら悔しがるでしょうね。自業自得ですが。


最後に、全体を読んでみた感想ですが、進化論の部分以外は良書だと思います。
残念な部分をピンポイントで持っていかれた感じです。しかし、これほど強烈に創造論批判がされている著書から引用しようと考えた佐々木氏のお考えが理解できない…。

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先日の遺伝子組換えダイズのパブコメ募集について考える(azure blue)の中で私は「勉強してください」と言いました。しかし、遺伝子組換え技術、ひいては遺伝子を組み換えることにより懸念されるさまざまな問題について調べるのは時間がかかるだけでなく理解するのにも一苦労です。
そこで、今回は遺伝子組換え技術やその安全性評価についてわかりやすい解説をしているHPを紹介します。

バイテク情報普及会

遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジーに関して事実に基づく情報および科学的な情報を提供・発信している団体です。参加している企業がモンサント社を始め遺伝子組換え作物を作ってるところばっかりじゃない!という反応はまあ当然あると思いますが、科学的に正しい情報を発信しているのであれば私はなんら問題ないと考えています。むしろ個人的には、企業側から消費者に対してリスクコミュニケーション(リスクを知ることはすなわち安全性を知ることです)を行う機会はもっとあって良いと考えています。


さて、
この中で特におすすめしたいのがバイテク総合学習と題したこのページです。
おそらく小学生を対象として作られているのでしょう。基本的にアニメーションで進むのでとてもわかりやすいです。
手っ取り早く安全性についてどのような確認がされているかを知りたい方は「お役所前」まで行ってみるとよいでしょう。

また、易しいけれどもう少し詳しい解説がバイテクQ&A(ページ右端のタブ)にまとめられています。
この中の
バイテクQ&A(基礎編)では、遺伝子ってなに?から始めって遺伝子を組み換えるとはどういうことなのかを図を使って説明されています。
その他にも関心の高いところでは
食品編環境編などが参考になります。
検証編では遺伝子組換え作物の危険性情報に対して丁寧な解説をしています。
たとえば遺伝子組換え作物はアレルギーが心配!という人への解説はこちら。
6アミノ酸程度なら配列が完全に一致していても、アレルゲンであるかどうかは詳細に調べてみないとわかりませんね。
アミノ酸配列が一致したからアレルゲンの可能性がある!と言っているブログもありましたが、審議の過程でそれらも当然考慮されています。(有害性の部分で当然検討されます)
市場に出回っているということは、アレルゲンであるかどうかが確認されているということです。少なくとも既知のアレルゲンと高い相同性を示すのならば、パブコメに回される前に開発が中止されますので、当然市場に出回ることはありません(参考:ブラジルナッツの遺伝子を組み込んだダイズはどうなったかアレルゲンは調べてるの?


実は、同じような情報が農水省や厚労省にもおいてあります。
参考リンクに貼っておくので読み比べてみてください。
しかし、企業関連サイトでないそっちを優先的に紹介しないのは何故なの?と思う方もいらっしゃるでしょうが、省庁のサイトは圧倒的にわかりにくいんです。
正直な話、省庁のHPは見にくいです。探しにくいです。
情報があっても、数十ページのPDFをダウンロードして読みたいか?というとPDFという時点で敬遠される方もいますし…。

もちろん、企業が作っているサイトなんて信用できないわ!という方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は農水省や厚労省の情報を読んでもらうと良いのですが、同じ内容ならばバイテク普及会のページの方がはるかに親切で易しいのでこちらをおすすめします。


その他参考リンク:
農林水産省:
遺伝子組換え技術の情報サイト (農林水産技術会議)
カルタヘナ法について (遺伝子組換え生物を管理するための法律)
厚生労働省:
遺伝子組換えQ&A (Q&A方式の総合的な解説)
遺伝子組換え食品の安全性に関するパンフレット (平易な解説)おすすめ


こちら→
化学の知識がなくても農薬のことが知りたい人へ(azure blue)も合わせてどうぞ。

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現在、農林水産省が「遺伝子組換えダイズの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集について」パブリックコメント(以降:パブコメ)を募集しています。
この件についてNPO法人のアジア太平洋資料センター(以降:PARC)が「農林水産省パブリックコメント「
遺伝子組換えダイズの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集」にあなたのメッセージを!」と題してツイッターで広く意見を募集しておりました。
私もそのページを見る機会がありましたので見てみたのですが、これが
パブコメのレベルに達していないコメントばかりで愕然としました。

パブコメは多数決ではありません。
このように同じ意見を複数送ることに意味があるとは思えません。

今回はパブコメを集めているPARCの情報提示方法の問題点と、パブコメで何が求められているかについて簡単に説明しようと思います。


まず始めに以下の画像をご覧ください。
4b52257e.jpg










赤線の部分はリンクが貼ってあります。
ちゃんと読まないと農水省のパブコメのページにリンクが貼ってあることがわかりません。他のリンクは太字にしてあるのに、これだけ太字強調はなしです。
しかも若干薄くしてあります。狡い。狡すぎる。

まあ、この点は措いておきましょう。(でもかなりせこいと思った)

このページに書かれていることはパブコメで求められている意見とは全く合致しません。
また、参考として
この問題をもっと知るために遺伝子組み換え大豆の栽培にはどんな問題がありますか?のページを見てみると、これまた首を傾げるような問題点が列記してあります。しかも、参考資料が1つもありません。どういうことなのでしょう。
特に気になったのが2と3の記述です。

2.環境汚染
、3.人体への危険…この記述は妥当ではない、と考えますが私の知らない情報を持っている可能性がありますので文献や論文等の資料を確認中です。
ただしラウンドアップの毒性が高いという記述に関しては信憑性が低いと考えています。
実はラウンドアップの毒性について以前に調べたことがあります。なのでこの記述には疑問符をつけています。
ラウンドアップの除草剤成分であるグリホサートの作用について詳しく知りたい方がいらっしゃいましたらコメントください。記事にすることを考えます。
(実はWikipediaの記述が充実しているのですが)

4以降に関しては、たとえば
遺伝子組換え作物を導入したおかげで病害虫の発生が抑えられ、非遺伝子組換え作物に使用する農薬量が減ったという報告があります。
また、
抵抗性雑草や予想外の害虫の影響についてはこの報告が詳しいです。
パブコメには遺伝子組換えダイズの栽培で土壌の流出が懸念される、という意見も見られましたが逆なのです。除草剤抵抗性遺伝子組換え作物は不耕起栽培が行えるため、アメリカで大きな問題となっていた土壌流出が最小限に抑えられるという大きなメリットがあります。

このようにPARCの中の人は遺伝子組換え作物に対する基本的な情報を知らないのではないかと思わせる記述が散見されます。


また、PARCが農水省のパブコメの趣旨を概要だけでも載せておかなかったためにパブコメはおかしな意見だらけになっています。

パブコメ募集の趣旨は実は以下のようなものです。


バイエルクロップサイエンス社の除草剤グリホサート及びイソキサフルトール耐性ダイズの隔離ほ場おける栽培、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為
BASFジャパン社のイミダゾリノン系除草剤耐性ダイズの食用又は飼料用に供するための使用、栽培、加工、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為


今回のパブコメ募集の趣旨は、これらの遺伝子組換え作物の「優位性」「有害性」「交雑性」について検討してきたその結果についてみなさんに読んでもらい、検討結果から隔離ほ場あるいは一般ほ場で栽培するにあたって問題点・不鮮明な点、改善点などについて広く意見を募集しますよ、ということです。
遺伝子組換え作物の是非などは訊かれてはいないのです。
モンサントがどうのこうのというコメントがいかに見当違いか、おわかりいただけるでしょうか。今回の品種はモンサント社とは一切関係がありません。

しかし、以下の記述を読んだら遺伝子組換え作物全般の栽培・導入の是非を訊かれていると勘違いしてもおかしくはありません。

遺伝子組み換えがいったん合法化されて栽培が始まると、非遺伝子組み換え作物にも花粉の受粉を通じて遺伝子組み換えの汚染が広がり、現にそうした汚染で、遺伝子組み換え作物畑に隣接する有機農業が有機農家としての資格を剥奪されるなどのケースも海外では実際に起こっています。

性急な遺伝子組み換えの導入ではなく、遺伝子組み換えが引き起こす問題を周知徹底することもまた、日本政府の責務です。導入後に問題が発生すれば苦しむのは日本の農家であり、消費者ですから。しかし、そのような情報は政府からは伝わってきません。

今回のパブリックコメントに対して、しっかりと市民の危惧を政府に伝えるために、あなたのメッセージを送ってください。

パブコメ募集のページ(PARC)


パブコメを送った人の大半は
農水省のパブコメ募集のページを見ていないのではないでしょうか。
そこにあるPDFの資料を見ていないのではないでしょうか。
そして、残念なことに、読んでも全部を理解できないのではないでしょうか。
というのも、ここにはかなり専門的なことが書いてあるからです。
私から見てもかなり難しいことが書いてあります。

しかし私は、内容については詳しく説明しません。
資料を読んでください。読んで、あなたが判断してください。
パブコメは誰かの意見に合わせるものではなく、あなたが読んであなたが判断して意見を送るものです。
時間はかかるかもしれませんが、ちゃんと調べればネットだけでも必要な情報は集まります。
もっとよく調べて、よく考えて、それからコメントしてください。

ちなみに、「遺伝子組み換え大豆の承認、絶対に反対します。人体や環境への影響がよくわからないのになんで簡単に承認するのでしょう」と類似するコメントを書いたあなた。
あなたのコメントに対する返答はすでにあります。
このページ意見・情報の募集結果 (PDF注意)をお読みください。
まさしく、今回のパブコメ募集においてそんなコメントは求められていないのです。
繰り返し言いますが、パブコメは多数決ではありません。どんなにたくさんのコメントが寄せられようと「遺伝子組み換え反対」という根拠も何も書いていない意見は1つに数えられます。
あなたの意見を尊重し最大限に汲んでもらいたい場合は価値のあるコメントをしなければなりません。
頑張って勉強してください。


みなさんに勉強の場を一つご紹介します。

「バイオテクノロジーの魅力」と題して関東農政局が消費者の部屋特別展示を行います
日時:平成23年1月17日(月曜日)~2月4日(金曜日)10時00分~16時30分(平日のみ)
             (1月17日は12時00分から、2月4日は13時00分まで)
場所:さいたま新都心合同庁舎1号館インフォメーションセンター
お近くにお住まいの方で、遺伝子組み換え作物に関して理解を深めたい方は行って損はないと思います。
遺伝子組み換え作物に関して疑問に思っていることなどを聞いてみても良いと思います。
理解を深めてからパブコメを書いても遅くはありませんよ。
(平日のみって、行けないよ!こういうイベントって地方でもあるのかなあ…行きたい)




1/15追記
生物に詳しくなくても遺伝子組換え作物のことが知りたい人へ(azure blue)
勉強してやるわよ!でもどこから手をつけていいかわからない!って人におすすめのHPを紹介しています。

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前置きが随分と長くなったので分けました。
本エントリを読んでよく理解できなくなった場合は戻って読んでみてね。
エコナに含まれるグリシドール脂肪酸エステルのその後についてちょっと解説するよ(前置き編)
※食品安全委員会の資料を読んでいるだけなのでそこに書いていないことは私もわかりません。早く議事録が読みたいです。


読み進める前に、花王が出しているQ&Aを紹介しておきます。
今回の結果についても簡潔にまとまっていますのでどうぞ。こんなブログを(ry
エコナに関するQ&A(花王株式会社)


前置き編のおさらい。
花王はグリシドール脂肪酸エステル(GE)に関して食品安全委員会から、

1.グリシドール脂肪酸エステル及びグリシドールの毒性に関する情報収集
2.グリシドール脂肪酸エステルを経口摂取した場合の体内動態試験
3.グリシドール脂肪酸エステル及びグリシドールの遺伝毒性試験

について報告してね、と言われていたのでした。
1については報告済みで、2と3の試験の結果からGEからグリシドールできてるよ!ということがわかり、
メディアで取り上げられたのでしたね。

以上おさらい終わり。


それではまず、2010年6月の報告を見てみましょう。
ここでは2の方法の開発と3の試験結果が報告されています。

・食用油脂中のGE含量の測定
食用油脂中のGEの分析法を開発し、実際に測定した結果が報告されています。
DAGを主成分とする油(エコナ)以外のほとんどの食用油では定量下限限界以下しかGEを含有していません。一方、DAG油には他の食用油の約100~1000倍ほどのGEが含まれています。
DAGに含まれるGEは多い順に、グリシドールリノール酸エステル、グリシドールオレイン酸エステル、グリシドールパルミチン酸エステルとなっています。この中でグリシドールオレイン酸エステルに関してはIARCの発がん性リスク評価においてGroup3(ヒトに対する発がん性が分類できない)に分類されています。
以降の試験で用いられているGEはグリシドールリノール酸エステル(GEL)です。

・体内動態研究のための分析方法の開発
GEの体内動態試験のために、血漿中のGEおよびグリシドールの高感度分析法の開発を行っています。GEはLC/MS法により定量限界5 ppb=0.005 μg/mL、グリシドールはGC/MS法により定量限界0.2ppm=0.2 μg/mLで分析できます。グリシドールは揮発性が高く、低分子量であり不安定なことから高感度の分析方法の開発が難しいようです。
8月の報告ではこの分析法を用いた試験が行われています。

・GELおよびグリシドールの遺伝毒性試験
グリシドールは動物実験で発がん性が確認されている物質で、遺伝毒性があることが知られています(発がん性物質の中には遺伝毒性のないものもあります→参考)
遺伝毒性試験としてAmes試験、染色体異常試験、小核試験が行われています。
それぞれの試験の違いは
花王のサイトを見てください。
遺伝毒性のあるグリシドールではAmes試験、染色体異常試験で陽性でした。
GELではAmes試験で陽性、染色体異常試験で陰性でした。
小核試験においてはグリシドール、GELともに陰性でした。
ここまでが
GLP基準に適合した試験受託機関における遺伝毒性試験です。この試験については国立医薬品食品衛生研究所の研究者を中心とした専門家により信頼性および中立性が確保されていると報告されています。
次に、Ames試験では陽性が出ていましたのでGELからグリシドールが生成されている可能性が考えられました。そこでGELにリパーゼ阻害剤(リパーゼの作用によりGEがグリシドールとリノール酸に加水分解されます)を加えてみたところ、復帰変異個体の増加が抑えられたそうです。
ここまでが花王の自主研究です。

以上の試験結果から、GELのAmes試験での陽性結果は、GELからグリシドールが生成したことによるものである可能性が示唆された、と結論付けています。

以上が6月の報告です。
詳しい資料は
食品安全委員会(第334回会合)議事次第からどうぞ。
資料1および議事録を参考にしました。




次に、今回の報道のきっかけになった2010年8月の報告を見てみましょう。
ここでは主に「2.グリシドール脂肪酸エステルを経口摂取した場合の体内動態試験」に関する試験結果が報告されています。

・GEを経口摂取した場合の血中移行性試験
ニュースで報道された試験ですね。
エコナに不純物として含まれるGEの約4600倍(4571倍:体重50kgの人が1日に10gのエコナ油を使ったと仮定して算出)である75 mg/kgのグリシドールおよびそれと等モルの341 mg/kgのGELを経口投与しています。投与後5、15、30分および1、2、4,8、24時間後の血漿中のGELおよびグリシドール濃度を測定しました。
すべての時間において血漿中のGELの濃度は定量限界(0.005 μg/mL)以下でした。つまり、GELのままでは吸収されないか、されてもごく微量であるということが言えそうです。
次に血漿中のグリシドール濃度です。GELでは投与30分後に、グリシドールでは投与15分後の最大値になり、そののちは速やかに減少しているようすが表およびグラフから読み取れます。


GEL6-1table.jpgGEL6-2Figure.jpg





以上のことから、この試験において、経口投与されたGELはグリシドールに変換され、血漿中ではグリシドールとして存在することが明らかになった、と結論付けています。


さて、少し解説します。
この試験ではエコナに含まれる量の約4600倍のGELとグリシドールを投与しています。この量に根拠がないわけではないのですが、あまりにも多すぎて「花王やけになりすぎ」なんて声もちらほら聞こえてましたね(主に
はてなブックマークで)。
花王は約4600倍、つまり75 mg/kgのグリシドール投与に対して「NTP(National toxicology program:米国保健社会福祉省の国家毒性プログラム)によるラット発がん性試験の最高用量である」としています。
NTPではラットに2年間の発がん性試験を行っています(簡単に知りたい方は
こちら、その他の発がん性試験も含めた評価はこちら【PDF注意】)が、そのときのグリシドール投与量が37.5 mg/kgと75 mg/kgでした。その高い値の方、ということですね。
信頼性の高い結果がすでにあるのでそれに合わせた量を投与することで比較も可能ですね。
また、グリシドールの性質上の問題として高感度の分析ができません。
たとえば投与するGELおよびグリシドールの量をエコナ含有量の170倍程度(GEL:12.7 mg/kg、G:2.8mg/kg)にしたらどうなるでしょう?実は投与後の最大値のピークが定量できません。検出はできると思いますが、その場合、この試験の意味はあるでしょうか?
この試験で知りたいのは「GELを経口摂取した場合の体内動態」です。
もちろん最終的には花王はエコナの安全性を保証したいのです。ですが、もっと小さな用量で定量限界以下だから問題ない、なんて花王が言ったら逆にぶっ飛ばします。
この試験において「定量できない」「検出できない」ということは「GEの影響がわからない」と同義なのです。
それでは何の意味もありませんね。
この試験で確認したいのは「GEを経口摂取した場合の体内動態」であり、その方法として血漿中のGEおよびグリシドール濃度を測って一つの指標としているわけです。
この試験を行う前にAmes試験においてGELがグリシドールに変換されること、それはおそらくリパーゼの作用によるものであろう、ということがわかっていました。
ですので、今回の試験は「発がん物質に変わるかどうかを見るための試験」ではありません。
それはもうとっくに確認済みなのです。
【追記】少し大雑把に言いすぎました。「GELがグリシドールに変換されること」について、Ames試験はin vitroの試験、ラットへの経口投与試験はin vivoの試験でした。
in vitroin vivoで異なる結果が出ることは少なくありません。そういう意味で「GEを経口投与したら体内でグリシドールに変換した」という結果は意味のあるものです。
ただし、変換されることを確認するためには高用量での試験は不可欠でした。
【追記終わり】


さて、解説を含めて少し長くなりましたがここまでよろしいでしょうか。
次いきます。


・ラットとカニクイザルを用いた血中移行性および種間差の検討

上記の試験において、
「血漿中ではグリシドールとして存在する」
「投与後30分あるいは15分後に血中濃度がピークになる」
ことが確認されましたので、今度はもう少し低い用量で試験を行っています。
ラットではエコナの普通使用量(一日10g)である1倍量および5、25、125倍量のGELおよび等モルのグリシドールを投与し、カニクイザルでは100倍量および300倍量のGELおよび等モルのグリシドールを投与して、投与後15分および30分後の血漿中のグリシドール濃度を測定しています。
ラットにおいてはGEL投与群がやや低い値を示すものの、GELあるいはグリシドール投与において血漿中濃度に大きな差は見られません。ところが、カニクイザルでは300倍用量を投与した際にGELとグリシドール投与では大きな差が見られました。グリシドールを投与した場合は血漿中にグリシドールが15分後に0.14 μg/mL、30分後では0.16 μg/mLが検出されていますが、GELを投与した場合には血漿中のグリシドール濃度は定量下限(50 ng/mL)以下でした。


GEL8-3table-and-figure.jpg










以上の試験結果から、カニクイザルにおけるグリシドールの血中移行性は、ラットの血中移行性と異なる可能性が示唆された、と結論付けています。

花王は、ラットとカニクイザルの種間差に関して舌リパーゼの活性の違いが血漿中のグリシドール濃度に影響しているのではないか、としています。


ラット、マウス等のげっ歯類は舌漿液腺から口腔内に舌リパーゼを分泌することが知られています。ウサギ、ブタ、ヒヒ、ヒトなどの動物種ではその酵素活性はほとんど認められず、げっ歯類では高いことが報告されています。(略)ラットとカニクイザルを用いた血中移行性に関する試験において、GELを投与したラットに急速な血漿中グリシドール濃度の上昇が認められ、サルには認められなかったことについては。脂質消化に関与する舌リパーゼの寄与が影響した可能性があると推察しました。すなわち、ラットでは舌リパーゼが異で活性を持ち、そのため、GELは胃内への投与後速やかに脂肪酸が遊離してグリシドールに変換し、直ちに吸収されて、その結果、グリシドールを直接胃内に投与した場合と同じような投与初期の血漿中グリシドール濃度の急速な上昇が認められたものと考えられました。一方、サルにおいては、胃内での舌リパーゼの活性が低く、GELからグリシドールに変換されにくかった結果として、血漿中にグリシドールは認められなかったものと考察しました。

この試験はリパーゼ阻害剤を用いたAmes試験同様に花王の自主研究ですので、信頼性および中立性の確認を受けたものではありません。


さて、必要ないかもしれませんが少し解説します。
まず、定量下限が異なっていることに関して。種間差の試験では花王が開発検討していた高感度分析法の一つATD-GC-MS法が導入されていますので、最初の約4600倍投与した試験とグリシドールの定量下限よりも高感度の定量ができているそうです。
試験の結果を受けて食品安全委員会でどのような議論が行われたかはわかりません。
しかし、実際にラットとサルではGELから生成されたグリシドールの吸収量に種間差があるというのは大きなポイントだと思われます。ヒトではおそらくカニクイザルと同じような体内動態を示すものと考えられるからです。
今後期待することはまず種間差の再現性を試験受託機関で得ることですね。


以上が8月の報告です。
詳しい資料は
食品安全委員会(第345回会合)議事次第からどうぞ。
資料1を参考にしました。議事録が読みたいです。



文字だらけになってしまいましたが少しは伝わったでしょうか。
全部読んでいただいた方には理解していただけたと思うのですが、この件については食品安全委員会から報告要請のあった3点の試験がようやく出揃い、議論はこれから行われるところなのです。
GELからグリシドールが生成されているので、ニュースに書いてあったことは間違いではありません。でも正しいわけでもありませんよね。実際にはもっと現実的な用量でも試験をしてます。
4600倍の試験では「GELの体内動態を調べる」こと。
低用量の試験では「実際の摂取量ではどうなるかを調べる」こと。
二つの試験には異なる意味があるのです。
4600倍の試験を行うことで初めて血漿中の濃度変化に関する知見が得られました。そのデータがあるからこそ低用量の試験ができました。

「4600倍なんて意味がない」という意見が多数見られましたが、私はそうは思いません。
こうして報告している以上の試験を行っているでしょうが、報告されている試験のデザインはこの分野に詳しくない私でも合理的であると感じます。その理由は上記で言いました。


最後に、繰り返しになりますが、グリシドール脂肪酸エステルからグリシドールが生成されるという事実は想定されたいたことです。新しい、驚くべき事実ではありません。
昨年の報道で「ワーストケースを考えると」と言われてたのを覚えているでしょうか。
考えていた最悪のケースが事実であった、とそれだけの話です。
そうしてもう一つ覚えているでしょうか。
花王は当初、生産を停止しましたが店頭の販売はそのままでした。そしてそれには厚生労働省からも食品安全委員会からも否がついていません。つまり、最悪のケースを想定しても販売を続けても良い程度の不純物量だったのです。ひとつ前のエントリでも書きましたが、不純物としてグリシドール脂肪酸エステルが含まれているドイツの粉ミルクは規制を受けていません。
それなので、個人的な感想を言わせてもらいますと「何を騒いでるの?」という感じなのです。しかし、これは花王のリスクコミュニケーション不足によって加速した部分も多いので一面では仕方ないかな、と思います。
企業と私たち消費者が向き合っていなければコミュニケーションを図ることはできません。
花王はようやく消費者に伝えるべきことを書いたようです。
私たちも正しい情報が欲しかったら企業の方を向いてコミュニケーションするべきなのかもしれません。



花王のHP食品安全委員会の資料は誰でも自由に閲覧できます。
みなさんも資料を眺めてみてください。
また、至らないところがたくさんあると思いますが間違いなどございましたらコメント等でご指摘ください。



※画像のサムネイルが小さくてご迷惑をおかけします。
なるべく早いうちにクリックしないでも見られるよう改善します。

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朝日新聞共同通信のニュースをきっかけに、Twitterではエコナに関するつぶやきが多く見られました。かくいう私も結構呟きました。しかし、どうも関係者やエコナ報道を追ってる人たちと、ニュースを見た人たちの温度差が大きすぎて若干戸惑います。
グリシドール脂肪酸エステルに関してはようやく議論を開始するためのデータが出揃ったばかりで、まだスタート地点ですのであまり断定的なことは言えません。しかし、間違った認識が広まっていくと食品の安全性に関するリスクコミュニケーションに支障をきたすような気がしたので、6月の報告と8月の報告を合わせて簡単に解説しようと思います。


読み進める前に、花王が出しているQ&Aを紹介しておきます。
今回の結果についても簡潔にまとまっていますのでどうぞ。こんなブログを読むよりも時間の有効活用になりますよ!
エコナに関するQ&A(花王株式会社)


まず前提として、エコナクッキングオイル(以降エコナ)の安全性は確認されています。
少なくともすぐにどうにかしなければいけないほどのリスクはありません。
詳細については過去に言及済みなので改めては書きません。
ぐちゃぐちゃで恐縮ですが過去エントリをご覧ください。
【追記あり】6年前から指摘されているエコナの「危険性」って?(azure blue)
過去の安全性試験は「グリシドール脂肪酸エステル(以降GE)も不純物として含むDAG油」で行われています。現在はその中でも特にGEを取り上げてその体内動態に関する試験が行われています。
たとえば、コーヒーにはごくごく微量ながら発がん性物質が入っています(
約1000種類の化学物質のうちの19種類【PDF注意】)。しかし、コーヒーという飲み物で見てみると、いくつかのがんに対して抑制的に働くであろうことが示唆されていますし、コーヒーの飲み過ぎでがんになったという話は聞いたことがありません。
詳しくは
国立がん研究センターのHPで。
それと同じように、エコナには発がん性物質に変化する成分(GE)が入っていますが、食用油としての安全性は確認されています。
以上を前提に解説をしようと思います。


最初にグリシドール脂肪酸エステル(GE)について簡単におさらいしましょう。
2009年3月にドイツのリスク評価機関(BfR)により精製油脂およびその油脂から製造された乳児用粉ミルクにGEが含まれていることが公表されました。ドイツでは「製品中から減らすよう努力しなさい」と言われていますが、いまのところどの製品も販売中止や摂取制限などはされていないそうです。
食用油脂のGE(3-MCPD脂肪酸エステルの安全性議論からスタートしましたね)を調べたところ、エコナに含まれるGE量がその他の食用油脂に比べて10倍以上であったことが判明しました。
グリシドール脂肪酸エステルについて(花王株式会社)
不純物であるGEをDAG油とともに摂取し体内で分解された場合、ヒトに対しておそらく発がん性のあるグリシドール(IARCによる評価はGroup2A)になる可能性がありました。また、GEは最近になって食用油脂中に含まれることがわかったので、体内動態に関する知見がほとんどありませんでした。リスクのわからない不純物が他の食用油脂と比較して高濃度に含まれるのため、消費者の安心に配慮して販売を中止し、製品中のGE含有量を低減して再販売するとしています。
現在は改めてトクホの申請をするために安全性と有効性情報を積み重ねているところだそうです。


この間、消費者庁と消費者委員会の暴走がありましたがそれについては(過去に散々吐き出したので)もう触れないでおきましょう。
発足直後でいろいろ混乱があったのだと思います。
また、最近はとても良い仕事をしていると思うので頑張ってほしいですね。


さて、食品安全委員会は花王に対して以下について2009年11月末日までに報告するように要請しました。
(情報の伝達としては、花王←→厚生労働省(医薬食品局)←→内閣府(食品安全委員会))


1.グリシドール脂肪酸エステル及びグリシドールの毒性に関する情報収集
2.グリシドール脂肪酸エステルを経口摂取した場合の体内動態試験
3.グリシドール脂肪酸エステル及びグリシドールの遺伝毒性試験


「1.グリシドール脂肪酸エステル及びグリシドールの毒性に関する情報収集」に関しては2009年11月30日に報告されています。
2.3に関しては2010年の6月と8月に報告があります。

それについては次のエントリで簡単に解説します。
というわけで続きます。

続きました→エコナに含まれるグリシドール脂肪酸エステルのその後についてちょっと解説するよ(解説編)


関連エントリ:
【メモ】エコナの話(あくまで所感)【追記した】(azure blue)
Wikipediaのグリシドールの記述がおかしい(9/28現在)(azure blue)
厚労省は責任を負うべきか(azure blue)

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